一般社団法人日本経営士会はSDGsの基礎にもなる「環境CSR経営」の普及支援を行っています。環境経営士が支援を行います。

中小企業に役立つ情報、環境CSR経営、経営改善手法、補助金、日本経営士会の御案内、経営コンサルタント・経営士の活動など

「現場力、職場力、組織力を生かす」シリーズ③

2018-05-31 18:59:30 | 経営コンサルタント

 この記事は(一社)日本経営士会発行の「環境ニュース」で配信した記事の一部です。日本経営士会 環境CSRのホームページはこちらへ。

http://www.compact-eco.com/    

今回のテーマ: 「現場力、職場力、組織力を生かす」シリーズ③

 弱い現場と強い現場

 現場力の弱い現場と強い現場は相反する

弱い現場

① 現場力欠乏職場 → 無関心

② 現場の持つ閉鎖性 → 部分最適しか考えない職場

③ 決められたことが出来ない(当たり前のことが出来ない)指示されたことしかや       らない

④ 個人的に優れた人もいる

⑤ 実現される現場力の一つとして、品質・コスト・納期・スピードに劣る。

⑥ 顧客不在の現場

⑦ 現場軽視、あいまいな情報で対応する職場

⑧ 経営者の現場まかせ

⑨ 実行能力に欠ける現場

 強い現場

① 各自が仕事に興味を持ち考えて業務に当たっている

② 部分最適を図り、全体最適化を目指す職場

③ 自ら問題を発見し解決する。自律神経を持った職場

④ ここの能力より、チームワーク、現場力は組織能力

⑤ 品質・コスト・納期・スピードに改善の実績を挙げている

⑥ 顧客満足を考え顧客価値の創出ができる職場

⑦ 三現主義(現実・現物・現場)に徹した現場・職場

⑧ 経営者が現場に強い関心を持ち、経営と現場が一体感を持つ

⑨ 実行能力があり実践できる現場

 現場力・職場力の弱体化

① 雇用構成が複雑化している

  正社員、派遣社員、パート、アルバイト等現場担当者の業務指示に問題

② 個人、個人がバラバラである

③ 一部の現場や職場が力があっても現場力、職場力として実力が発揮できない。

④ 社員の教育が現場力、職場力として実力が発揮できていない

  会社として何故スキルアップが必要なのか不明確

 次回は「現場力・職場力を高めるには」です。


「現場力、職場力、組織力を生かす」ですがシリーズ ②

2018-05-22 13:05:01 | 経営コンサルタント

 

今回のテーマは「現場力、職場力、組織力を生かす」ですがシリーズとして発信します。

この記事は(一社)日本経営士会発行の「環境CSRニュース」で配信した記事の一部です。
日本経営士会 環境CSRームページはこちらへ。http://www.compact-eco.com/  

この原稿は経営士の小守孝様の原稿を掲載させて頂きます。

現場力は個人に於ける実行・組織能力でなく、複数の実行・組織能力が混在して作り上げられる複雑系の実行・組織能力である。 

現場力を構成する主要な要素能力としては

(1)   問題解決力 PDCAサイクルによる継続的改善

        問題を発見し分析し、問題解決を継続的に行う自律的体力(PDCAによる継続的改善、品質、コ         スト、安全、納期、スピードなどそれぞれ問題現場が主体的に効率的、効果的に解決できるかど        うか現場力が高い組織は問題解決力に秀でる。 

(2)連結力(連帯力)全員参加

   組織の壁を排除してチームワークで全員参加によって部分最適から組織全体が一体となって全  

         体最適化に向けての力を出す。各部門が組織の壁を乗り越えて有機的に活動して顧客への価値 

         の最大化を図る。 

(3)スピード力

   意思決定のスピード、実行のスピード、情報共有のスピードなどによる、企業活動の中で俊敏

        に判断、決断できる組織である事も現場力にとっては重要な要素である。 

(4)変化対応力

   市場の変化、社会の変化、内部環境の変化、技術の変化など現状や将来に即した判断ができる

       力も重要な要素である。 

(5)継続性力

   トップが代わったり、組織の変更があった場合も現場力を構成する要素は粘り強く継続される

       べきもので企業のDNAになるべくもの。変化対応力と一見矛盾するように思えるが、二つの要

      素 は共存すべきもので、環境の変化に対応して変化していくことになる。

 

   次回は「弱い現場と強い現場」シリーズ③ です。

 

 


環境経営士 養成講座 7月に東京で開催

2018-05-22 12:48:34 | SDGs・CSR・環境経営
「環境経営士」(商標登録済)養成講座を2018年7月に東京で開催。この資格は企業等への
「環境経営」の助言・支援を行うプロ育成が目的です。

日本経営士会は、企業等への環境保全活動の助言・支援を行う環境経営士の育成を目的に
「環境経営士養成講座」を開催いたします。環境CSR面からの経営支援を志す方には最適な
 資格です。
「環境経営士養成講座」は環境省、経済産業省など5省から、環境人材認定講座として指定
されています。
 
この講座はベーシックコースB/CとアドバンストコースA/Cがあります。
B/Cはエコ検定合格者など環境関係の資格保持者は免除されます。
 
開催日時:B/C平成30年7月14日(土) 10:00~17:30
              A/C 7月21日(土)22日(日) B/Cと同時刻
開催場所:日本経営士会 本部 東京都千代田区二番町12-12 BDA 二番町ビル5F
講座内容:B/C 環境保全に関する基礎的知識       
     A/C 企業への環境保全活動の助言・支援に必要な知識等・企業における環境保全の取組・   
     環境マネジメントの基本・各種環境マネジメントシステムの解説・環境報告書の作り方・ 
     環境教育・CSR等 ・テスト
受講定員:B/C 5名 A/C10名(先着順)
受講料:B/C1.3万円 A/C 2.5万円
詳細・お申し込み:「環境経営士」で検索、又はhttp://www.compact-eco.com ホーム お知らせ Whats NewよりPDFをダウンロードしFAXで御申し込み下さい。
       

「現場力、職場力、組織力を生かす」シリーズ①

2018-05-04 16:45:42 | 経営コンサルタント

今回のテーマ: 「現場力、職場力、組織力を生かす」シリーズ①

この記事は(一社)日本経営士会発行の「環境CSRニュース」で配信した記事の一部です。
日本経営士会 環境CSRームページはこちらへ。http://www.compact-eco.com/   

 

今回のテーマは「現場力、職場力、組織力を生かす」ですがシリーズとして発信します。この原稿は経営士の小守孝様の原稿を掲載させて頂きます。

私が昨年小守様にこの環境CSRニュースに生産管理とか工場管理などのテーマでシリーズもので原稿を依頼しました。

それから2月後位に督促したら、亡くなられたとの話でびっくりしました。

テクニカルショウヨコハマで日本経営士会が十数年に渡って出展していますが、途中から2ブースの片側でミニセミナーを開催しています。

このミニセミナーにほとんど毎年小守先生に依頼していましたが、彼の話はいつも満席になりました。

話の内容と話術、何故か人を引き付ける能力が備わっていました。彼はソニー㈱に勤務後経営士になられ主に関東地区で生産管理、工場管理関係のコンサルタントを実施、高い評価を受けておられました。彼のノウハウ(セミナー資料等)を経営士とか環境経営士のために日本経営士会の本部に「小守 孝文庫」として残したいと小守家にお願いしたら快諾されました。このような経緯ですが、今後小守文庫からそのエキスを環境CSRニュースで発信してゆきます。 

「現場力、職場力、組織力を生かす」シリーズ①

日本企業は、自らの競争力の根源は「現場力」にある、「現場の知恵や創意工夫が企業の優位性をもたらし、イノベーションの端緒もまた現場にある」、ということを再認識する必要がある。

中小企業の中には、現場に活力がない、5Sや無駄どり改善がマンネリ化、ISOや提案制度が生かされていない、品質が悪く顧客クレームが減らない等々多くの問題や悩みを抱えている。要因の一つとして、環境の変化に対して企業の現場や職場の組織が変化に対応出来ていない場合がある。それぞれが持つ「力」、即ち「現場力」「職場力」「組織力」が考えられそれぞれが強かったとしても全体の力が分散され、それぞれの力に「隔り」があっても、企業全体の強さは損なわれてしまう。

現場力のある「強い現場」、職場力のある「強い職場」、組織力のある「活性化した組織」の3つの「力」のバランスがあって、活力のある強い企業が構築できる。 

現場力・職場力が存在する(認識できる)場とは

 (1)現場・職場(人々が共同し、働く場所)

 (2)人々が共同し働いている意識やアイデンテティ(意識性)を共有する

 (3)作業を遂行する場所や物理的道具を使用している

 (4)人々が相互にコミュニケーションすることを可能にする共通言語やコミュニケーションツールを持つ 

現場力・職場力は、現場で働く人の意識や行動を通して理解出来たり、その場にいた人が理解することもある。

現場では、働く人(単一の要素)がいて、共同して働く場として現場・職場が形成される。そして仕事を通して「共同して働いている」という意識やアイデンティティを持っている。

現場や職場での仕事の目的を遂行するための道具やコミュニケーションによって、現場力・組織力が出来てくる。

そして現場力・組織力はオペレーションを行う現場が持つ組織能力、現場が自らの知恵やアイデアで問題を発見し解決改善する実行能力が求められる。現場力は、現場にあるのでも、個人にあるのでもなく、現場と個人がマッチした場に存在し具体的な技能ないし具体的な実行能力である。

次回は「現場力として現場・職場に求められる要素」


(一社)日本経営士会 環境CSR事業部の取り組みの事例

2018-05-04 16:28:09 | SDGs・CSR・環境経営

今回は(一社)日本経営士会 環境CSR事業部の取り組みのご案内です。

年間を通して実施していますので、ご関心のある方はご検討をお願いします。

この記事は(一社)日本経営士会発行の「環境ニュース」で配信した記事の一部です。
日本経営士会 環境CSRのホームページはこちらへ。

http://www.compact-eco.com/    

  

1.経営士の皆様への環境経営士養成講座 受講(環境経営士取得)のお薦め

 これからの経営には環境・CSRを組み込んで経営管理を進めていくことが益々要請されてきています。

経営士として中小企業への指導を行っていくために環境やCSRの知識や指導をできる支援が必要とされます。

経営士として活躍されている皆様方が、この講座を受講することで、会費の追加は無く、会員として環境経営士の

資格が取得できます。

企業へのアプローチの契機とすることもできます、ツールの活用もできます。

 

 【日時】・ベーシックコース(一日)  平成30年5月12日(土)/9:30-17:30

       (エコ検定合格者や環境カウンセラーなど資格保持者は受講不要です)

     ・アドバンストコース(二日) 平成30年5月19日(土)、20日(日)/9:30~17:30

  【場所】 本部会議室 5F 

 【定員】 9名

 【内容】・ベーシックコース(BC):地球環境問題の基本的な知識

     ・アドバンストコース(AD):企業の環境・CSRへの取組の支援委必要な知識や必要なツール

の説明、事例の解説

 【会費】BC:13,000円  AD: 25,000円(テキスト代を含む)

 【申込】所定の申込書に必要事項を記載してFAX送信又はメール送信

 

-------------------------------------------------------------------------------------------

 

2.環境経営士フォロ−アップ研修会 開催案内

  環境経営士は資格取得後、2年に1回フォロアップ研修の受講が必修です。

 

【日時】 平成30年6月28日(木)13:00~17:00

【場所】 薬業年金会館 会議室 中央区日本橋小舟町13−7 

【定員】 20名

【内容】 「環境CSRと経営」の解説,  CESとC.CSRの導入推進

【会費】 13,000円

【申込】 環境経営士フォロアップ研修申込書に記載しFAX又はメール送信