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温暖化対策サミットでスウェーデンの16歳の少女グレタ・トゥーンベリさん。NHKで26日10時から「クローズアップ現代+」で

2019-09-25 10:10:02 | SDGs・CSR・環境経営

日本経営士会発行の「CSR環境ニュース」で配信した記事の一部です。

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●NHKからのお知らせ

台風が気がかりな毎日ですが、いかがお過ごしですか?

NHKエンタープライズのプロデューサー堅達です。

26日、木曜の夜10時からの番組「クローズアップ現代+」のご案内です。

 ニューヨークの国連本部では、温暖化対策サミット(気候アクションサミット)が開幕。

首脳たちの前で演説するのは、スウェーデンの16歳の少女グレタ・トゥーンベリさん。グレタさんは、若者たちの運動「未来のための金曜日 Fridays For Future」を、たった一人の活動からはじめ、なんと400万人を超えるうねりに広げました。 

なぜ彼女は立ち上がったのか? 

異常気象が頻発する中、地球の未来は今、温暖化の暴走が始まる瀬戸際という非常事態にあります。番組では、グリーンランド取材や、脱炭素に向けた金融界の最新の動き、そして再生可能エネルギ−100%を目指すRE100に加盟したソニーやイオンなど日本企業の取り組みにも迫ります。  

”気候危機”を回避するために、私たちにいま、何ができるのか。16歳の少女の訴えから考えます。

ゲストは、国立環境研究所の江守正多さん。そして、東京での若者たちのマーチを主催した大学生の一人、宮崎紗矢香さんも登場。ぜひぜひご覧ください! 

番組名:クローズアップ現代+ 「16歳の少女が訴える温暖化非常事態」

放送予定:9月26日(木)夜10時 NHK総合

https://www.nhk.or.jp/gendai/schedule/ 

  転送大歓迎! 一人でも多くの方にご覧いただきたいです。どうぞよろしくお願いします。

当日の見忘れない様に録画予約をしました。

(一社)日本経営士会 経営士 環境経営士 福井 浩


「地方創成SDGs官民連携プラットフォーム」総会報告No3

2019-09-22 11:43:22 | 地方創成

 日本経営士会発行の「CSR環境ニュース」で配信した記事の一部です。

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今回は「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」の主役の自治体の現状と今までの施策と今後について発信します。

 

2.自治体が直面している課題

ほぼすべての道府県は高齢化と人口減少により、税収減とそれに伴う住民サービスの低下

が挙げられる。

人口増減の主な都道府県を挙げると 2015年を基準にして、2045年を予測すると

東京都と沖縄は現状維持、愛知、神奈川、千葉、埼玉、滋賀、福岡、広島、岡山は

8 13%減 大阪、兵庫、京都 18%、北海道など他の県は20 45%減と予測されています。

この%は概略です。

この人口減、高齢化から自治体に発生するまちづくりの課題として下記が挙げられます。

      エネルギー供給:需要減により事業者の設備投資、老朽化更新の意欲が低下

      通信:利用者減により事業者の設備投資、更新の意欲が低下する

      上下水道、世帯数減により自治体単独により設備投資、老朽化更新が困難になる

      公共交通:利用者減により路線の維持が困難になり利便性が低下する

      公共医療:人口減により自治体単独による設備投資医療機関運営が困難になる

      公立教育:児童数減少による学校の統廃合が児童にとっての利便性が低下する

      地域セキュリティ:空き家が増え地域の安全確保が困難になる

      地域金融:地域から産業が流出し地場の金融機関の存続が困難になる

 

3.自治体の課題に対して今までの施策は

 上記の様な状況下で政府は地方創生については最も重要な政策課題の一つとして位置づけ「まち・ひと・しごと創生法」をはじめ多様な地方活性化政策を展開している。

この法律は「しごと」があれば「ひと」が集まり、「まち」が活性化する。

逆にまちに魅力がなくなれば人も企業もさってしまう。

多くの自治体は従来とは異なる切り口を求めていて先進的な自治体ではそのための新たなツールとしてSDGsの利用に関心が高まっている。

国は自治体に対してSDGs参加のインセンティブを与えSDGs導入を喚起している。

補助、減税などファイナンス面での支援策の整備

 (内閣府の平成31年度概算要求におけるSDGs関連予算は約1200億円となっている)

政府による優良自治体の認証などブランディング向上支援

自治体と政府のパートナーシップの構築

自治体SDGs推進、関係省庁タスクフォース等の活用

地方創生官民連携プラットフォーム(2018年8月)の始動

 

次回は国の施策と「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」の関係を

学習します

 

 


環境省 「総合環境政策統括官」中井徳太郎が特別講演 日本経営士会の全国研究会議にて

2019-09-18 17:31:32 | SDGs・CSR・環境経営

日本経営士会発行の「CSR環境ニュース」で配信した記事の一部です。

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CSR環境ニュース (臨時号)            2019年9 月18日

 

環境省 「総合環境政策統括官」中井徳太郎が特別講演

 

9月14日 15日 日本経営士会全国研究会議が京都で開催されました。

環境政策のトップに立つ人の御講演でしたから環境経営士にとっては日本の環境政策の

最新の考えがわかりますから、一読をお願いいたします。

 

●パリ協定は先進国の途上国が初めて歩み寄った。同年(2015年)SDGsも国連で採択

 先進国と途上国は初めてパリ協定で両者は歩み寄り、人類の危機を世界全体で解決していくべくコミットをした。国連でも同じ年の9月に、持続可能な開発目標、いわゆるSDGsを採択しています。これもパリ協定と同じく、地球のエコシステムが壊れ壊れつつあるという危機感が世界全体で共有された。

化石燃料の抑制に拍車 大企業、金融機関そして中小企業にも

2015年以降、温暖化を止めるために石炭や石油などの化石燃料の消費を抑制するという流れに拍車がかかっている。具体的には、事業活動によるものづくり、流通などにはお金が必要ですが、そのお金の流れを握る金融当局や中央銀行といった金融サイドがイニシアティブをとって脱炭素社会へ移行する方向へと変えようとしている。

最たるものが、G20の財務大臣、中央銀行総裁からの要請を受け、金融安定理事会の下に設置されたTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)です。気温上昇が進めば経済活動にさらなる影響を及ぼすということで、世界は化石燃料に頼らない方向へと動いていますし、再生エネルギーを中心とした新ビジネスも誕生している。環境要因そのものは財務情報ではありませんが、長期的な時間軸で考えればお金に換算されてくる話です。   

そして、世界の金融機関や機関投資家が続々と、この明確なメッセージに賛同しています。国連も06年にESG(環境・社会・ガバナンス)情報を考慮した投資行動を求める「責任投資原則(PRI)」を打ち出していましたが、こちらも事業運営を100%再生エネルギーで賄うことを目指すRE100や、科学的知見と整合した排出削減の目標設定であるSBT(「Science-based Targets」の頭文字を取った略称で、日本語では「科学的根拠に基づく目標」とも呼ばれています。)などがそうです。大企業が率先して「脱炭素化」にコミットしはじめたのです。

 こうした動きは中小企業にもサプライチェーンでつながっていますから、今や日本全国にひろまりつつあるのです。環境省としても、お金の流れを変える、金融の側面からのアプローチにより力を入れていこうとしています。

また我が国が抱える環境・経済・社会の同時解決を行う。

●   具体的なCO2削減方法は

最新鋭の石炭火力発電方式であっても、LNGガスの約2倍のCO2が排出されます。しかし、途上国にある老朽化した石炭火力発電所だと、変えようと思っても、すぐにLNGや再生エネルギーに変えられない事情がありますから、この技術が最善の選択肢になる場合もあるのです。2030年へのコミットとして日本は2013年度比で26%減らすと決めています。その後、加速度的に2050年までに80%減らす予定です。

 その方法は化石燃料からの脱却以外にもさまざまで、新たな技術も期待されています。CO2を回収して地下に貯留するCCSや回収したCO2を再利用するCCUといった技術も生まれています。 あとは主にコストと貯留適地の問題です。CCUに関しても環境省では人工光合成等により工業原料を作るなど、さまざまな技術開発・実証を行っており、こうしたイノベーティブな技術も活用して削減目標を達成しようとしています。

地域循環共生圏へ 脱炭素化に向けたパラダイムシフト

環境省は社会変革を促すプレーヤーの目線で動いており、お題は、脱炭素化とSDGsなのですから、これを国内で具現化して世界に広めていく、そういう構想で動いています。地域にはそれぞれ自然の恵みなど、独自の資源がありますね。例えば、エネルギーでは太陽光や風力、バイオマス発電の燃料となる木質ペレットなどがそうです。 今後、エネルギー分野の地産地消ができれば、海外から化石燃料を輸入する構造がなくなります。エネルギー以外でも、食や景観、祭りといった観光資源なども生かして、それぞれの地域にあった持続可能な経済をつくり、それをまわしていこうというのです。

即ち地域循環共生圏とは「資源を循環利用して自立する地域が相互に連携し機能する」ことです。

江戸時代は見事なまでの循環社会だったわけですから、人口の規模こそ違いますが、それをテクノロジーで補えば循環社会を取り戻すことも可能だと考えています。そうすればゴミもゴミでなくなり、大量廃棄もなくなる。何より、脱炭素の目的も果たされます。その構想の旗振り役が環境省です。

 例えば、バイオマスボイラーも輸入しているのが現状ですが、これも日本に適した小型版のバイオマスボイラーをつくるとか、太陽光パネルについても、災害にも強いパネルを含めたシステムをつくるなど「なければつくる」といった発想です。

 例えば東近江市は、汚染から琵琶湖の環境を取り戻した経験から住民の環境意識が強く、エネルギーや、森林の整備といった問題をみんなで協議する円卓会議をつくっています。また、新たな事業に対しても、近江商人の発祥地らしく「東近江三方良し基金」をつくり、市の政策と連携してさまざまな事業を起こしている。

環境省としても、こうしたトップランナーを後押ししながら、前例がないとなかなか動けない金融機関に対して、前例を作る後押しを行うなど、いい事業を生み、それをバックアップしていく、そういった汗かき役になっているのです。エネルギーの技術では、今再生エネルギーのような「つくる」方向と、消費エネルギーを「減らす」方向の2つの大きな流れがあります。

目の前にある巨大マーケット

世界的視点でみると平均気温を2℃に抑えた状態では2025年~2030年まで、年間28兆円~50兆円(世界全体)

そして2℃目標達成のためには建物、産業、運輸が脱炭素化するため、2016年~2050年までの累計で約12兆USドル(年間38兆円 年平均で1ドル110円と仮定)の追加投資が必要

 

●「窒化ガリウム」に期待

 減らす方では「窒化ガリウム」に期待しています。現在のLEDが普及したのも青色を出せる窒化ガリウムのお陰ですが、この窒化ガリウムを使えば電気の交流と直流の変換効率を格段に向上させることができるのです。

これは、究極のエコ技術で、電気自動車にも使えますし、電子レンジなどさまざまな分野に応用できます。プラスチックも問題になっていますが、構成要素を炭素や酸素といった元素にまで分解して再構成する技術も出てきています。出さない、捨てないは大事ですが、捨てられたものを集めて、高度に再利用を行うことも技術的には可能なのですから、海洋プラスチックの問題にも応用可能です。

 

世界に向けた日本発のモデルを発信する

2019年6月にはG20が日本で開催された。このような機会に今後もこの地域循環共生圏を詳しく知ってもらい、世界に向けた日本発のモデルにしたいと考えています。

この記事は

下記のホームページと一般社団法人日本経営士会「全国研究会議」の資料を参考にしました。

 

http://net.keizaikai.co.jp/archives/34813


環境経営士養成講座 11月に東京で開催

2019-09-16 17:27:54 | SDGs・CSR・環境経営

SDGsの日本の政策と日本経営士会の取り組みも学ぶ「環境経営士®」養成講座を201911月に東京で開催

この講座は環境省、経済産業省、農林水産省、国土交通省、文部科学省の環境人材認定講座として指定されています。

 (一社)日本経営士会は、企業等へのSDGs・CSR環境経営の支援を行う環境経営士®の育成を目的に「環境経営士養成講座」を開催いたします。SDGs・CSR環境経営面からの経営支援を志す方には最適な資格です。 

この講座はベーシックコースB/CとアドバンストコースA/Cがあります。

B/Cはエコ検定合格者など環境関係の資格保持者は免除されます。


開催日時:B/C令和元年119() 10001730

     A/C 1116日(土)17日(日) B/Cと同時刻

開催場所:日本経営士会 本部 東京都千代田区二番町12-12 BDA 二番町ビル5F

講座内容:B/C  SDGs、世界と日本の環境問題と対策に関する基礎的知識       

      A/C 企業への環境保全活動の助言・支援に必要な知識等・企業における環境 

     保全の取組・環境マネジメントの基本・SDGsマネジメントシステムの解説・ 

     SDGs・CSR環境報告書の作り方・環境教育等 ・テスト

受講定員:B/C 5名 A/C10名(先着順)

受講料:B/C.3万円 A/C 2.5万円(B/C受講者は22500円「CSR環境と経営」B5版 

250ページ含む) 

詳細・お申し込み:「環境経営士」で検索、又はhttp://www.compact-eco.com ホーム お知らせ Whats NewよりPDFをダウンロードしFAXで御申し込み下さい。


「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」の総会報告No2

2019-09-12 11:37:06 | 地方創成

  日本経営士会発行の「CSR環境ニュース」で配信した記事の一部です。

日本経営士会 CSR環境のホームページはこちらへ。  http://www.compact-eco.com 

 

今回は「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」の総会に参加しましたが、これまでもおそらく今後も「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」の理論的に支え政策に反映されるのは村上周三氏がかなり大きな影響力を持つ人であろうと思い、今回の講演と「SDGsの実践」自治体・地域活性化編 村上周三氏との共著 事業構想大学院大学 出版部編 定価1800円+税 2019年4月発行の書籍の考えを入れて

「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」を成功させるにはについてシリーズで発信します。

 

1.SDGsとは

 2015年国連主導の2030アジェンダ(行動計画)の中核文書としてSDGsが採択されました。スローガンは「我々の世界を変革する」です。変革が成し遂げられないと孫の時代になると地球規模のリスクが計り知れなくなるということです。

SDGsの理念には下記の5項目があります

      包摂性(誰一人取り残されない)

      普遍性(途上国も先進国も)

      多様性(国、自治体、企業、コミュニティまで)

      統合性(経済・社会・環境の統合性)

      行動性(進捗管理の徹底)

    

SDGsとは

      2030年に向けた持続可能な開発のための国際目標で17のゴール、169のターゲッ 

    ト、232のKPI(重要項目評価指標)で構成されています

     すべての国、すべての地域に適用 国連加盟国196カ国に適用

     三層構造①の構造 ゴール、ターゲット、インディケーター(KPI

     進捗状況の把握と評価

 

SDGsの問題点

 以下の点が問題点として指摘されている

     多すぎる目標

     理解が用意でない、導入方法がわからない

     法的拘束力がない

     指標のためのデータが未整備

 次回は

「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」の主役の自治体の現状と今までの施策と今後について発信します。