花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

晴天の水沢山へ

2005-11-04 | 登山
伊香保森林公園からの出発でした。
なだらかな道。落葉して静寂で明るい林の中を、16名は一列になって踏みしめるには惜しい程の、とりどりの色の落ち葉の上を歩み始めたのでした。

 
 《青空に檀の実が映えて》



榛名山塊と呼ばれる一帯の山々は、太古に噴火した名残の風穴があって 隆起と冷却の過程で山全体に隙間が出来《オンマ谷風穴》と言われて、硫気が噴出していたものが今では風の吹き出しに変わってしまっています。

山頂は360°の眺望で 遠く近くに山波が優しい曲線をたなびかせていました。

 
 《水沢山山頂からの遠望》



大自然に抱かれてお弁当を戴いた後は、一気に下りが始まります。スベリ台程の急降下は先日の小楢山を思い出します。途中 鐘の音が終着を知らせてくれて心強く感じられました。

終点は水沢観音(水沢寺)でした。
推古・持統天皇の勅願によるもので『衆生の一切の願いを融通し、救いの手を差しのべられる』とされ、今も多くの参拝者で賑わっていました。

  
  《水沢観音本堂》



此処一帯の大噴火は温泉の恵みを置き土産に、大勢の人が湯気の中で至福の時を享受することが出来ています。