鎌倉の数あるお寺で「花の寺」として筆頭に上げたいのが光則寺。
開基は北条時頼の家臣・宿屋光則(やどやみつのり)、日蓮上人の高弟・日朗(にちろう)を開山として自邸に建立した寺。
光則は日蓮の「立正安国論」を時頼に手渡した人物で、後に日蓮に帰依しました。
境内は四季折々の花が配され綺麗に手入れされています。この日も消毒されている方に心を込めてご挨拶を致しました。
私にとって始めての花との遭遇がありとても幸せな一日の始まりになりました。
それはトップに上げた【カラタネオガタマ(唐種招霊)径3cmの花】です。
全ての植物に写真入りの開花期を記した名札がつけてあり、その心配りの素晴らしさは只々感動です。
では特にお気に入りの数点を並べてみることに致しましょう。
【楓の花】
【ハナヒョウタンボク(花瓢箪木)スイカズラ科】
【クロバナロウバイ(黒花蝋梅)別名:アメリカロウバイ】
【シラユキゲシ(白雪芥子)】
実は正午からの「鎌倉・材木座に中世旧跡を訪ねる」に参加の前の2時間を、江ノ電の長谷駅を往復して慌しい思をいたしまして・・・
【元八幡】現在の鎌倉材木座は中世の頃は材木座村と呼ぶ一村でした。
源頼義が勅により阿倍貞任を征伐の後、石清水八幡を勧請して社を建て義家が修復を加えました。この地を鶴ヶ岡と呼んだようです。
その後1180年10月12日頼朝が祖先を崇める為現在の所に遷宮しました。
【啓運寺】【妙長寺】【向福寺】【新居ノ閻魔堂跡】【実相寺】【五所神社】【来迎寺】【九品寺】と詳しいご説明を拝聴しましたが此処では割愛して九品寺の所を少々述べてみましょう。
【九品寺】元弘3年(1333年)新田義貞が鎌倉を攻めた時、境内左手の小高い丘に本陣を構えました。その後義貞が開基となり鎌倉に建立した唯一のお寺です。
本堂の【寺名額】は義貞の直筆と伝えられています。然し原額は痛みが酷く本堂内で保存されています。
此処もお花が沢山でしたがその中の【ナニワイバラ(難波薔薇)】を1枚。