花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

城山カタクリの里を訪ねて

2007-04-01 | 里山 森林行

今年は早い訪れの春でしたが、そしてお天気が気懸りな一日でしたが 柔らかい陽射しの差し込む林床に可憐に咲くカタクリの花を訪ねてくることが出来ました。
首都圏最大の群生地と言われる「カタクリの里」には、日本カタクリと黄花カタクリの2種類30万余株が自生して年々広がりを見せています。

ユリ科の多年草で地中深く球根があり、この球根から澱粉(カタクリ粉)をとったことから名前が残りました。
此処には沢山の花が植えられていることに気付きます。今は梅や桜 キブシや椿 コブシや木蓮など一年を通せば100種類もの花が見られるようです。

今回は地表近くの花々を載せてみることに致します。
【カタクリ】
     

【黄花カタクリ】
     

【ヒトリシズカ】
     

【ニリンソウ】
     

【タチツボスミレ】
     

【シュンラン】
     

【イカリソウ】
     

【イワウチワ】
     

【菊咲イチゲ】
     

【シラネアオイ】
     

【赤花ミツマタ】
     

【エンレイソウ】
     

【ヤシオツツジ】
      

【ミツバツツジ】
     

★カタクリの不思議

春の妖精とも呼ばれるカタクリの花。その花は発芽から7~8年を経ないと見ることが出来ません。

芽吹き前の落葉広葉樹林に芽生え、樹木の葉が繁りきる頃までに開花、結実をすませ、その後は地上から姿を消します。このような植物を早春期植物とも、スプリング・エフェメラルとも言います。カタクリのほか イチリンソウ ニリンソウ セツブンソウなどがあげられます。

花を咲かせるまでは一枚の葉で過ごします。一年の活動期が短いこともあって花を咲かせるに充分な植物体になるまでに年数が掛かるのです。

種子はどのようにして散布されるのでしょう。
種子の先端にエライオソームという部分があり、アリの好む芳香性のある脂肪酸が含まれていてアリの巣に運ばれます。こうして黙っていても種子は土の中に埋められるのです。

★この花園を後に穴川尾根道から城山湖を見下ろす雑木林を過ぎて、津久井湖の三井大橋を通り抜ける一日がかりのハイキングも楽しいものでした。あちこちにある山桜が満開で、時折の花吹雪に辺りはパステルトーンに彩られていました。

【孤高の湖 城山湖】
     

【津久井湖 赤いアーチを潜ることになろうとは・・・】