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【オフィーリアよ永遠に。TICKET】
サーの称号を持つ ジョン・エヴァレット・ミレイ展が始りました。10年前にテート・ギャラリー展が東京都美術館で開催されて、ミレイは《オフィーリア》只一点のみ展示されました。その忘れ難い強烈な印象を胸に本日 Bunkamura ザ・ミュージアムに行って来ました。
ミレイ(1829-1896年)は19世紀イギリスにおいて「ラファエル前派兄弟団」を創設し、この時代最も重要な画家であり、ロイヤル・アカデミーの会長に選ばれたばかりでなく、永世貴族の称号をも得たのです。
ハムレットの悲劇のヒロインを描いたミレイの代表作《オフィーリア》が、ロンドン留学中の夏目漱石に感銘を与え、後年「草枕」のなかで語られる事になるのです。
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ビデオ解説コーナーがあって・・・オフィーリアの溺れ死ぬ様子を描く為にその川をホッグズミル川と決め何ヶ月も掛けて描きました。その後同胞の画家ロセッティの妻シダルをモデルにしてバスタブに浮かべ、スケッチをして絵を完成させました。
上記の絵は小さいので解かりずらいのですが、植物(花言葉)が散りばめられていてそれぞれに意味が込められています。オフィーリアの人格や運命を象徴しているのです。植物学的な正確さに固執する事で場面の現実性を高めようとしています。
スミレ(右手:誠実、貞師、純潔、若い死) ケシ(右手:死) ヒナギク(右手:無邪気) ナデシコ(腹部:悲しみ) パンジー(腹部:物思い、かなわぬ愛) バラ(服の裾:愛) キンポウゲ(手前水中:子供らしさ) ノバラ(岸辺:喜びと苦悩) ミソハギ(右手上:純真な愛情、愛の悲しみ) 柳(ノバラの左:愛の悲しみ)
テート美術館をはじめ、英国内外の主要コレクションからの唯美的作品、子供を主題にした作品、肖像画、風景画など、新たな技法を探求しながら幅広いジャンルの作品を手掛け、当時のヨーロッパで大人気画家の地位を獲得しました。
家庭にあっては、人妻と恋に落ちて結婚をするのです。そして8人の子供をなして
その絵を幾つも見ることが出来ます。
【ジョン・エヴァレット・ミレイ】
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【「初めての説教」:長女】
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【「姉妹」:長女 次女 三女】
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妻の「エフィー・ミレイ」、二人の息子「ローリーの少年時代」、次男「ジョージ・グレイ・ミレイ」等は写真が入手できませんでした。
絵はがきやパンフレットから引用した絵を少し貼ってみましょう。
【「両親の家のキリスト」(大工の仕事場)】
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【「マリアナ」】
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【「ハートは切り札」】
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