花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

絹谷幸二 展

2009-02-05 | 美術館
                 【入場券 「情熱の色・歓喜のまなざし」】

現代洋画壇の重鎮 絹谷幸二展を横浜高島屋から入場券を戴き、待ちわびて初日に伺ってまいりました。
1998年の長野冬季オリンピックのポスターには驚嘆しましたが、この入場券を見るにつけても代表作の一つに数えられているのでしょうか。

1966年東京芸大油絵科卒。1968年大学院壁画科卒。1970年イタリア留学アフレスコ古典画法 などを研究。1993年東京芸大教授 現在に至る。

「踊り」や「祭り」「賛歌」「大自然」「仏」「愛」等と生命力に溢れた色彩豊かな大作ばかりで圧倒され尽くし、一日経ってもあの赤色の筆使いが頭を掠め尽している状態でいます。

芸大々学院で壁画を、イタリア留学でアフレスコ古典画を学ばれた事が、あぁここにと思い至るところが随所にあり、また言葉を差し挟んであるところが、今まで余り目にしない描写方法だと思ったことでした。
以前 東京芸術劇場のエントラスホールの天井画は絹谷氏の壁画とも知らずに見ていて、今も印象に残っています。

生地が奈良と聞いて、沢山描かれていることに納得しています。
「天空の華」は素晴らしい! 吉野の千本桜の上空に大仏が浮かんでいます。

【炎炎・東大寺修二会】


          【銀嶺の女神】