燕三条駅前で深夜の背脂タイム
燕の背脂、巻町の濃厚味噌、新潟市のあっさり醤油、長岡の生姜、三条のカレー。5種のご当地ラーメンが存在するラーメン王国・新潟へ、麺を巡る旅に出た。1杯目は上越新幹線で燕三条へ移動し、背脂ラーメンから始めよう。
まずは比較的新しいが地元で人気という「らーめん勝」へ。洋食器・金物で有名な燕三条を紹介する「地場産業振興センター」のすぐ裏手に位置する。駅周辺はなんとも寂しい雰囲気だが、その中で24時過ぎまで営業しているのはありがたい。
こちらのスープは越後もち豚を使用した豚骨清湯と、鰹節やウルメイワシ、昆布などの魚介清湯をあわせたもの。魚介をしっかり感じられるバランスで、背脂たっぷりだがスッキリ飲みやすい。背脂もいい感じに溶け出し、脂の膜を張っている。
一方、背脂とともに燕三条系のトレードマークとされる「極太麺」。小麦の風味をしっかり感じられるよう内麦を使用している。岩海苔と柚子の風味もあり、胃にモタれることなく完食。もう1軒行けるくらいだが、明日の老舗巡りのために容量を取っておくとしよう。
<店舗データ>
【店名】 らーめん勝(まさる) 燕三条店
【住所】 新潟県燕市井土巻3-96
【最寄】 上越新幹線「燕三条駅」徒歩7分