ジューシーな炙りチャーシューが絶品の「金屋」
吉野川の北岸のデルタ地帯にあり、徳島市のベッドタウンとなっている板野郡。その板野郡は板野町と上板町のちょうど町境付近、県道14号線=松茂吉野線沿いで2003年から営業する「金屋」へ。最寄駅は一応、JR高徳線・板野駅になるだろうが、歩くと1時間弱はかかるので、車でのアプローチを強くお勧めしたい。
店舗は数軒が並ぶ長屋の一角にあるので、店前の共用駐車場に停車を。暖簾をくぐると店内はカウンター、テーブル、小上がりで合わせて25席ほど。漫画も充実。麺メニューは「中華そば」に加え、白髪ネギが乗った「ネギラーメン」や、味噌風味の「ピリカラそば」なども提供している。また夏場は「冷やし中華」も啜ることが出来る。
トッピングには、金屋の代名詞とも言えるジューシーな炙りチャーシューや店イチオシの温玉、ほかにも生卵、キムチ、モヤシ、白髪ネギ、ハバネロなどを用意。一方、餃子、唐揚げ、チャーハン、チャーシュー丼なども揃えており、お得なセットメニューもある。今回は「中華そば 肉入り 中(700円)」に生玉子(50円)を乗せてオーダー。
着丼までは7分ほど。敷き詰められたチャーシューに隠れるように、丼央には卵黄が。これは旨そうだ。スープは豚骨や鶏ガラ、野菜などを15時間以上煮込んでおり、濃厚で旨味たっぷり。醤油のカエシが控えめなので優しい味わいに仕上がっている。合わせる麺は柔らかな中細ストレート。スープとの馴染みが良いのが嬉しい。
そして、お楽しみのチャーシューは炙ったバラロールが5枚。香ばしくてジューシーで、醤油ダレも染みており絶品。これは白飯が欲しくなる。途中で卵黄を割り、肉やモヤシに絡めて啜る。味はまろやか、絶品である。あっという間にスープまで完食した。グルメサイトのレビューでは温玉の評判が良いようなので、次回はそうしよう。
<店舗データ>
【店名】 金屋
【住所】 徳島県板野郡板野町矢武南川窪29-1
【最寄】 JR高徳線「板野駅」徒歩50分(3.5km)