あの「山岡家」が煮干しチェーンを展開
JR常磐線・荒川沖駅から北西方面に歩いて12~3分ほど。国道6号線沿い、学園東大通り入口交差点近くで2016年11月18日から営業する「極煮干し本舗」へ。コチラは全国展開する豚骨ラーメンの人気チェーン「山岡家」の新ブランドだ。2021年秋現在、札幌、弘前、埼玉県久喜、山梨県甲斐にも支店を展開している。
豚骨の「山岡家」に対し、ここ「極煮干し本舗」は屋号の通り煮干スープで勝負する。基本のスープは「淡麗煮干し」と「豚骨煮干し」の2種あり、ラーメンは「淡麗煮干し」の醤油と塩、「極濃煮干し豚骨」「辛煮干し豚骨」「鬼煮干し」などをラインナップ。ほか、煮干し豚骨つけ麺、煮干しまぜそば、期間限定の一杯も用意している。
ちなみに、この日の限定は「ホタテ塩煮干しラーメン」だった。また、ギョーザや唐揚げ、チャーシュー丼、玉子かけご飯、山わさびご飯、とろろご飯、明太子ご飯、ミニチャーハンなどサイドメニューも充実。種類豊富で迷うが、今回は「極濃煮干し豚骨ラーメン(840円)」に「味玉(120円)」をトッピングしてオーダーすることに。
スープはセメント色だが、比較的サラサラした飲み口。煮干しの香り、苦味をしっかり演出しつつ、豚骨で旨みを下支え。カエシが甘めなのが個人的には苦手だが、チェーン店のセメント系として考えれば、よく出来ている。一方の麺には低加水麺でなく、3日熟成させたという高加水麺を使用。コシがありプリッとした食感の中細麺だ。
チャーシューはバーナーで炙ったバラ肉。脂強めで柔らかな仕上がりに。ほか、黄身ネットリの味玉、太いメンマ、タマネギ、紫タマネギ、小口ネギ、柚子皮が乗る。ガチンコのセメント系を啜りたい方には物足りないだろうが、十分に煮干しの風味を楽しめる一杯である。次は清湯のラーメンも啜ってみたいところだ。
<店舗データ>
【店名】 極煮干し本舗 荒川沖店
【住所】 茨城県土浦市中村南3-3-24
【最寄】 JR常磐線「荒川沖駅」徒歩13分