移転リニューアルで新メニュー追加
JR亀有駅の南口から歩いて2分ほど。商店街・亀有ゆうろーどの一角に2023年7月13日にオープンした「中華そば 一辰」へ。元々は2019年、ひと筋西の亀有新道沿いに「らーめん 一辰」として創業したが、このたび屋号も新たに移転リニューアル。ご主人の赤澤氏は大成食品が運営する「鳥居式らーめん塾」の24期生だそう。
店内はカウンター9席で、入口脇には製麺スペースが。移転により麺メニューも刷新したようで、醤油清湯と塩清湯の2種の「中華そば」を主軸に、「泡鶏白湯」、エスプーマを使った濃厚な「極泡白湯」もラインナップ。それぞれにチャーシュー、味玉、玉ねぎ、一反麺、のり、メンマ、ワンタン、大山鶏団子を追加トッピング可能だ。
そして飯モノには半チャーハン、鶏ネギ丼、チャーシュー丼を用意している。リニューアル前に何度か頂いた醤油や塩の清湯をオーダーして食べ比べるのも良いかと思ったが、今回は非常に気になる新作「極泡白湯(1200円)」を注文することに。なお「細麺」か「手もみ麺」から選べるとの事なので、手もみ麺でお願いした。
待つこと7分ほどで着丼。麺や具材は謎のベール、ではなく泡立てたエスプーマで覆われているので一見ではわからず。黒胡椒に加えてチーズの風味もするだろうか。超がつく濃厚さでパスタソースのよう。そしてスープは鶏と豚骨を炊いた白湯で嫌な臭みは無く旨味たっぷり。その下から自家製の手もみ麺を引っ張り上げ啜っていく。
創業当時は大成食品製の麺を使っていたが、2022年10月に製麺機を導入し自家製麺に切り替えたようだ。中太で多加水の「手もみ麺」はモッチリした食感でコシもあり美味である。これは細麺も気になるところ。そしてトッピングには肩ロースのチャーシューが1枚と黄身ホックリの味玉が半玉、それに刻んだ九条ネギが乗る。
卓上にはブラックペッパー、一味唐辛子、酢、そして自家製食べるラー油があるのでお好みで。特に、ヘビー級のこのスープには香ばしくてピリっと辛い食べるラー油がよく合う。最後まで美味しく完食した。次回は名古屋コーチンや大山鶏の出汁に煮干しと乾物の出汁を重ねているという清湯系スープも頂いてみたい。
<店舗データ>
【店名】 中華そば 一辰(いったつ)
【住所】 東京都葛飾区亀有3-30-1
【最寄】 JR常磐緩行線「亀有駅」南口徒歩2分