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肥宝館 -貧すれば丼する-

★閉店★ 【千葉 柏】 タマゴトメン「TKM ニボシ(700円)+麺大盛(150円)+特製(400円)」

群馬「大黒屋KAI」出身店主の作る絶品TKM

JR柏駅の東口を出て線路沿いを我孫子方面に徒歩4分。市役所通り沿いに7月29日にオープンした「タマゴトメン」へ。屋号の通り、TKMこと「卵かけ麺」を啜れる新店だ。TKMは熊谷の人気店「ゴールデンタイガー」発祥のメニューで、氷水でシメた太麺に醤油ダレ、そして卵黄を乗せた暑い夏に抜群に合う一杯である。

お店は麺屋こうじグループのブランドでコロナを機に長期休業した「無限大 夢 柏店」の建物に入居した形だ。表の看板は「無限大」のままなので、間借り営業だろうか。ご主人の西田氏は、群馬県太田市にある麺屋こうじグループの群馬1号店「大黒屋KAI」のご出身。「ゴールデンタイガー」公認でTKMを提供している人気店だ。

なお、この建物では2021年1月から「水野ゆうや軒」や、二郎インスパイアの「ガッツリ池田」が間借り営業をしてきたが、両店の経営に携わった池田氏も「タマゴトメン」スタッフのようだ。店内はカウンター6席のみ。麺メニューは「TKM」がレモン、カツオ、ニボシの3種あるほか、醤油と塩の2種の「鶏出汁SOBA」もラインナップ。

西田氏が「大黒屋KAI」のTKMを、池田氏が「水野ゆうや軒」の鶏清湯を持ち寄ったというところか。それぞれチャーシュー、味玉、青ねぎを追加可能で、味玉+チャーシュー2枚の「特製」も。一方の飯モノにはライス、たまごかけご飯を用意している。今回は「TKM ニボシ(700円)」を麺大盛(150円)、特製(400円)で注文することに。

なおTKMの麺量は並盛200g、大盛300gとのこと。太麺で茹で時間が長く、待つこと10分ほどで着丼した。特製トッピングは別皿での提供だ。自家製という多加水の太麺は、ハリとモッチリが同居。しっかりと氷水でシメられており絶品だ。卵は黄身だけでなく白身も使用。甘めのタレも相まって、こりゃ箸が止まらない。

煮干し風味のTKMは初めて啜ったが、煮干し粉と醤油ダレ、卵がしっかりとマッチ。生臭くないギリギリのラインまで煮干しが攻めてくる。例えるならイクラの様な感じか。別皿の特製トッピングは黄身ホックリの味玉、低温調理の鶏胸肉、皮付きの鶏モモロースト。麺が冷たいのに対し、この3品は温かな状態での提供だ。

鶏モモは厚切りで食べ応え十分。いずれも良い味に仕上がっている。なお無料で手のひらサイズの茶碗に入った「追い飯」がもらえるので是非スタッフに声掛けを。TKMからTKGという流れで美味しく完食した。最後はサーバーから注いだベリーのデトックスウォーターで口直し。TKMの提供店が増えるのは非常に嬉しい。また来よう。

<店舗データ>

【店名】 タマゴトメン
【住所】 千葉県柏市柏4-9-11
【最寄】 JR常磐線「柏駅」東口徒歩4分

★2024年1月中旬に閉店。残念…

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