激戦区・本八幡に「木尾田」あり
JR本八幡駅北口の飲み屋街の一角にある「らーめん木尾田」へ。化調や油脂に頼らない濃厚動物魚介スープが人気で、2008年の創業以来、高い人気を誇る。ご主人の梶畑氏は青葉インスパイア系の蒲田「和鉄」で修業し独立。なお店名の「木尾田」は、梶畑という字を偏と旁にバラし、火を除いたもの。だから火曜定休なのか?
店内はL字カウンター8席。メニューは細麺・太麺の2種の「らーめん」に加え「つけ麺」も提供。またチャーシュー丼、ライス、おつまみ三点盛りも用意されていて、軽く一杯ひっかける事も出来る。今回は「らーめん太麺」を麺量200gの並盛で、さらにチャーシュー増量&味玉付きの「特製」にグレードアップしオーダーした。
スープは豚骨、鶏ガラ、野菜を長時間炊いて寝かせたものに、魚介を合わせているという。油脂にも魚粉にも頼らない、アッサリだが深いコクのある極上の濃厚スープである。カエシが控え目なので、より素材の旨さをダイレクトに感じられるのが嬉しい。そこに合わせるのは三河屋製麺製の太めのストレート麺。
これが麺肌がとてもシルキーで喉越しがよく、コシもあり絶品。肩ロース肉の大判チャーシューもレアな仕上がりで旨い。半熟の味玉も、チャーシューの下に隠れたメンマも良い味付けだ。優しい一杯に箸が止まらず、あっという間に完食した。激戦区・本八幡にあって、お店は今年で創業11年目。納得の一杯だった。
<店舗データ>
【店名】 らーめん 木尾田(きおた)
【住所】 千葉県市川市八幡2-12-8
【最寄】 JR総武本線「本八幡駅」北口徒歩3分