肥宝館 -貧すれば丼する-

【埼玉 谷塚】 鶏白湯そば 江むら「鶏白湯ラーメン からあげ2個とライスセット(1130円)」

最近勢いのあるOMOプロデュースの鶏白湯

東武スカイツリー線・谷塚駅の東口を出て、線路沿いの道を北へ歩いて2分ほど。飲食店が立ち並ぶこじんまりとした商店街に2022年2月10日にオープンした「鶏白湯そば 江むら」へ。こちらは、大阪で人気店「島田製麺食堂」などを展開する『株式会社お客様みなさまおかげさま(OMO)』のプロデュース店である。

ちょうど1年前、葛飾区お花茶屋に「鶏白湯そば ひまり」をオープンしたのち、関東だけでも御徒町「エニシスタンド」、西八王子「鶏白湯そば 伊東」、酒々井「鶏白湯そば 鶏すけ」などを次々オープン。勢いのあるグループである。メニューを見ると「ひまり」と大差は無さそうだが、たまたま近くに用事があったので啜ってみる事に。

店内はカウンター7席と4人掛けテーブル1卓の計11席。麺メニューは看板の「鶏白湯ラーメン」を主軸に、味噌鶏白湯、魚と貝の旨味を加えた「魚貝鶏白湯そば」をラインナップ。また、サイドメニューには肉汁からあげ、兵庫但馬鶏丼、肉生姜めし、高菜めし、スープ投入用で梅と昆布の乗った「ダイブめし」も用意している。

今回は「鶏白湯ラーメン」に、からあげ2個とライスのセット(1130円)をオーダーすることに。スープは少し茶色がかった鶏白湯だ。鹿児島産の鶏を主軸に豚骨も合わせて炊いており、提供直前に丼の中でブレンダーで撹拌。粘度はさほど高くはないが、クリーミーな飲み口に仕上がっている。嫌な臭みは皆無で甘味もあり旨い。

そこに合わせるのはツルっとした肌の平打ち中太麺。モッチリした食感で、スープとの相性は悪くない。そして目を引くのは兵庫・但馬鶏のムネ肉である。外は焼き目が付き、中はレアでジューシー。こりゃ旨い。ほか、黄身ねっとりの味玉が半玉、水菜、刻みネギ、紫玉ネギがトッピングされ、さらに黒胡椒が振られている。

途中で、別皿で提供されたレモンを絞り、サッパリと味変。また、卓上にはオレンジ酢、煮干し酢、エキゾチック酢もあるのでお好みで。一方の「からあげ」は揚げたてでの提供。醤油ベースで生姜の効いたタレが肉にしっかり染みており旨い。最後に残ったライスをスープの投入して完食。丼相、内装、価格とよく計算された一杯だった。

<店舗データ>

【店名】 鶏白湯そば 江むら
【住所】 埼玉県草加市瀬崎1-11-2
【最寄】 東武スカイツリー線「谷塚駅」徒歩2分

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