「渡なべ」プロデュースの山形ご当地麺
東京メトロ半蔵門線・神保町駅のA4出口から歩いて1分ほど。靖国通りから1本北に入った路地で2010年3月2日から営業する人気店「神保町 可以」へ。コチラは高田馬場「渡なべ」の店主でラーメンプロデューサーの渡辺樹庵氏がプロデュースした店舗。店内はL字カウンター12席ほど。昼夜通し営業というのはありがたい。
かつては「背脂煮干し」「生姜醤油」と、新潟のご当地ラーメンの2枚看板で営業していたが、2021年6月にメニューを一部リニューアル。現在は山形「ケンちゃんラーメン」インスパイアの「煮干しラーメン」と「生姜醤油」を主軸にしている。ほか、濃厚つけ麺も提供しており、こちらはプラス50円で「辛味」「海老味」にも出来る。
今回は「味玉焼豚 煮干し中華そば(1170円)」をオーダー。スープは煮干しの香りも旨味もたっぷりだが、嫌なエグみは皆無。動物系出汁が味を下支えしバランスの良い飲み口に仕上がっている。そこに手打ち風の、太さが不揃いな平打ち麺を合わせている。これがまたスープとの相性が抜群で、コシがあって風味も食感も良い。
淵がピンク色のチャーシューは、タレに漬けこんだ豚肩ロース肉を窯で吊るし焼きにしたものだろうか。スライス4枚に加え、端の部分をカットした肉塊も乗る。これもまた絶品。黄身ネットリの味玉は醤油ダレが効いて良い味に。ほか、歯応えあるメンマ、刻みネギが乗る。さすが「渡なべ」プロデュース。是非、一度ご賞味を。
<店舗データ>
【店名】 神保町 可以(かい)
【住所】 東京都千代田区神田神保町2-2-12
【最寄】 東京メトロ半蔵門線「神保町駅」徒歩1分