袖ヶ浦名物!真っ白なスープのラーメンとは…?
袖ヶ浦に変わったご当地麺がある。その名も「ホワイトガウラーメン」。スープに牛乳を使った一杯だ。千葉県は日本酪農の発祥の地で、産業の歴史は徳川吉宗の時代まで遡る。また、現在も千葉県は全国で5本の指に入る酪農県で、袖ヶ浦市は県内トップクラスの生乳生産量を誇っている。
このホワイトガウラーメンは、2011年に開催された袖ヶ浦ご当地グルメ王座決定戦「袖-1グランプリ」で優勝。現在は市内複数店で提供されているが、ここ「ホサナ」が元祖である。ちなみにガウラーメンの名前は、袖ヶ浦のマスコット「ガウラ」に由来する。
スープは豚骨、鶏ガラがベース。そこに牛乳のほか、クリームチーズや生姜が加えられている。見た目はシチューのようだが、サラサラしていて、さっぱりした飲み口に仕上がっている。麺は黄色い中細縮れ麺、ホロホロになった豚の角煮が良い感じ。
基本系のガウラのほか、チーズガウラ、キムチガウラ、アサリガウラなど進化系もあるので、好みに合わせて是非お試し頂きたい。濃厚な味が好きな方にはチーズガウラをオススメしたい。熱で溶けたチーズが麺と絡み旨さ倍増だ。
なお、店名の「ホサナ」はヘブライ語で「祝福あれ」という意味。クリスチャンのご主人が付けたのだそう。また看板のイラストから、地元では「ロバのラーメン屋」と呼ばれ親しまれている。キリスト教でロバは従順と柔和の象徴。この店の姿勢が滲み出ている。
<店舗データ>
【店名】 大衆中華ホサナ(ロバのラーメン屋)
【住所】 千葉県袖ケ浦市蔵波台2-23-23
【最寄】 JR内房線「長浦駅」徒歩15分