名門のDNAを受け継ぐ「縁道」の絶品つけ麺
門前仲町駅より徒歩4分、葛西橋通り沿いにある「麺屋 縁道」へ。こちらは、東池袋大勝軒の流れを汲む「麺屋こうじ」グループの店で、2014年3月にオープン。立ち上げた遠藤辰彦氏は、松戸「とみ田」がプロデュースした平井「本家大黒屋本舗(当時)」と、亀有「つけ麺 道」で修業。まさに、つけ麺の名門のDNAを受け継いだ店なのだ。
オープンした翌年に遠藤氏は後進へ道を譲り、現在は別の方が店主として切り盛りしている。メニューは、つけ麺とラーメンの2軸だが、まず食べるべきは「つけ麺」だ。つけ汁は、大量の豚骨と鶏ガラ、野菜を煮込んだ1番だしと、煮干しや宗田節、サバ節などを加えて一晩寝かせた2番だしを混ぜ合わせた濃厚なもの。
一方、麺は「とみ田」直営の製麺所「心の味食品」の中太麺を使用。美しく盛られ、艶のある麺は存在感十分。もちろんモッチリした食感もコシも見事である。今回オーダーした「得製」は、バラとロースの2種のチャーシューが各1枚、味玉、海苔3枚がトッピングされる。巷に溢れる豚骨魚介系ではあるが、味のレベルは1つ上である。
なお、創業者の遠藤氏が青森出身だったため「東北トッピング」というメニューもある。これは、秋田のきりたんぽ、青森のせんべい汁に使う煎餅、肉だんご、お麩のセット。これがまた、濃厚なつけ汁に合うので、気になる方はお試しを。ちなみに、お店は「伊能忠敬住居跡」のすぐ横。地図の読めない方は目印にどうぞ。
<店舗データ>
【店名】 麺屋 縁道（えんどう）
【住所】 東京都江東区門前仲町1-16-5
【最寄】 東京メトロ東西線「門前仲町駅」徒歩4分
★2023年12月頃に閉店
★跡地には「麺屋 四季～Shiki～」が入居
