長岡生姜醤油ラーメン本流の味を秋葉原で
JR秋葉原駅の昭和通り口から浅草橋方面に歩いて4分ほど。佐久間公園そばで営業する「青島食堂」へ。こちらは、新潟五大ご当地麺のひとつ「長岡生姜醤油ラーメン」の発祥と言われる「青島食堂」の県外唯一の支店である。本店の創業は昭和38年。その歴史ある本店と同様に、秋葉原店も行列の出来る人気ぶりだ。
ちなみに、東大発のAIベンチャー「TDAI Lab」が、自社のAIで分析した「AIが選ぶ本当に美味しいラーメン百名店 in 東京 2019」で、秋葉原店が1位に選ばれたこともある。店舗は青い看板と、絶える事ない行列が目印だ。入口以外のシャッターを閉めた状態で営業しており、飲食店というより問屋のような硬派な外観である。
麺メニューは濃口醤油に生姜の効いた「青島ラーメン」一択で、チャーシュー、海苔、ホウレンソウ、メンマ、薬味の刻みネギを追加トッピング可能だ。また、青島食堂が監修した生姜醤油ラーメン味の「柿の種」も購入できる。今回は「青島チャーシュー(900円)」に、薬味ねぎ(50円)をトッピングしオーダーすることに。
スープは豚ゲンコツと生姜を煮込んだ出汁に、チャーシューの醤油ダレを合わせたもの。しっかりした旨味、過不足ない生姜の香り、醤油のコクと甘みが重なり、唯一無二の味わいを産み出している。新潟で食べた青島食堂のラーメンより、気持ち表面に浮かぶラードが多いような印象だが、そのおかげでスープは最後までアツアツだ。
平ザルで上げられた自家製の麺は、加水率高めでプリっとした食感。コシもがあり喉越しも良く旨い。チャーシューはロース肉を削ぎ切りしたものでホロホロ。麺に絡みついて至福の時間へといざなう。追加したネギが、またよいアクセントに。中毒性のある一杯で、時々食べたくなってしまう。多くの人が並ぶのも頷けるところだ。
<店舗データ>
【店名】 青島食堂 秋葉原店
【住所】 東京都千代田区神田佐久間町3-20-1
【最寄】 JR山手線「秋葉原駅」昭和通り口徒歩4分