潮来市で不動の人気を誇る味噌ら~めん
JR鹿島線・潮来駅から徒歩15分ほど。国道51号=潮来バイパス沿いにある「ら~めん純輝(じゅんき)」へ。ここ潮来本店の創業は1998年。ほか神栖市に2号店、さらに千葉県の白井市と八千代市にも支店を展開する人気店だ。本店は20台分の駐車場があり、潮来I.C.からも遠くないので、車でのアプローチがおススメだ。
ラーメンは豚骨ベースの味噌、正油、塩に加え、鶏ガラベースの正油清湯と塩清湯も提供。特に主軸の味噌は辛味、野菜、海老、胡麻、カレー、チーズ、煮干し入りなどバリエーションも豊かである。ほか、つけ麺やチャーシュー丼、餃子、もつ煮なども用意されていて、ツマミメニューで一杯引っ掛けることも出来る。
今回は看板メニューの「味噌ら~めん(820円)」の大盛り(無料)を、チャーシュー1枚+半ネギ+半玉子入りの「純輝盛り(290円)」でオーダーすることに。店内はそこそこ混雑していたが、予想より早く5分ほどで到着した。スープから立ち上る味噌の香りと仄かな獣臭。丼からはみ出たチャーシュー、白髪ネギの山が食欲を掻き立てる。
スープは豚骨白湯と味噌ダレを鉄鍋で合わせてあるのでアツアツだ。さすが「北海とんこつ」を銘打つだけある。白湯は豚ゲンコツと野菜をじっくり炊いたもの。タレは味噌と野菜をミキサーにかけて火入れし、寝かせて熟成したという。漢方薬などに使われる「羅漢果」で甘味を足しているのがポイントだそうだ。
そんなスープはサラサラとした飲み口だが旨味は濃厚。背脂に加えてラー油も浮かんでいるのでジンワリと辛く、レンゲが止まらない。合わせる麺は自家製の中太麺。本店に併設する自社製麺所「大利根食品」で、昭和産業の高級中華麺用小麦粉「特金蘭」を使って製造しているそうだ。プリプリの食感でコシもあり旨い。
トッピングのチャーシューは大判で、少々炙ってあり香ばしい。味も食べ応えも十分だ。ネギとモヤシは量が多くシャキシャキ。ネギと味噌スープの相性は言わずもがな。ほか、黄身がトロトロの味玉とメンマ、白髪ネギとは別に刻みネギも乗る。卓上には一味や胡椒もあるのでお好みでどうぞ。次回は珍しい「みそにぼし」を啜ってみたい。
<店舗データ>
【店名】 北海とんこつ ら~めん純輝 潮来本店
【住所】 茨城県潮来市潮来968-2
【最寄】 JR鹿島線「潮来駅」徒歩15分