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肥宝館 -貧すれば丼する-

【千葉 下総中山】 鶏そば 朱雀「5周年記念 濃厚鶏搾りそば(1200円)+ムール貝とアサリの和え玉(350円)」

下総中山に朱雀あり。鶏好きは一度啜るべし

JR総武線・下総中山駅の南口を出て、線路沿いを西船橋方面に歩いて1分ほどの「鶏そば 朱雀」へ。ご主人の山下宝志氏は、九州で出会った博多水炊きの旨さをラーメンに活かしたいと独学で味を追及し、2015年12月に「朱雀」を創業。訪れた日は丁度、5周年ウィークの最終日。絶品の限定麺があると聞き昼営業ラストに滑り込み。

レギュラーの麺メニューは、清湯の「鶏そば」の塩と醤油、濃厚な「鶏白湯そば」をラインナップしている。飯モノはライスや玉子かけご飯に加え、ねぎ豚、ローストポーク、炙りチャーシューといった「ミニ丼」も用意。また、博多炊き餃子、水餃子、チャーシュー盛り合わせなどのツマミメニューもあり、一杯引っ掛けることも出来る。

そして気になる5周年限定麺は、お店の原点という鶏白湯を特製仕込みで作った『5周年記念 濃厚鶏搾りそば(1200円)』だ。また残ったスープに投入する、ムール貝とアサリを使った「和え玉」「リゾット」も用意されている。今回は、お目当ての「濃厚 鶏搾りそば」に加え、2択で散々悩み「和え玉」の方をオーダーすることに。

スープは阿波尾鶏、三河赤鶏、匠の大山どりから旨みを搾り出した白湯がベースだ。そこに塩ダレの旨みも重ねており、もちろん臭みなど皆無。塩味も丁度良く、濃厚でクリーミーな飲み口で「絶品」以外の言葉が見つからない。麺は黄色がかった中太ストレート麺を合わせている。小麦の風味が良く、スープとの相性も抜群だ。

チャーシューは大判でレアな仕上がりの豚肩ロース肉と、鶏ムネ肉2枚、鶏モモ肉1枚と豪勢だ。鶏肉は2種とも皮付きで旨み倍増。いずれも味付けは強すぎず、肉の旨みを存分に引き出した逸品である。ほかの具材も多彩で、うずら、レタス、紫玉ネギ、スナップエンドウ、ヤングコーン、柚子皮、揚げエシャロット、黒胡椒、唐辛子が乗る。

具材毎に変わる味わいを楽しみつつ、あっという間に麺を啜り終えた。そして、お楽しみの「和え玉」を投入。こちらは1杯目と違い、全粒粉入りの低加水細麺での提供で、これは嬉しい誤算だ。ムール貝と浅利を主役に据え、生クリームも使いクラムチャウダーのような味わいに。1杯目とはまた違った味わいを楽しむことが出来た。

そして、どうやら5周年を期に、この限定麺をベースにした新作の提供を始める模様。絶対また啜りに来てしまうではないか。それにレギュラーメニューの清湯も絶品なので、是非一度啜ってみて頂きたい。なお、行列時はまず店内で番号札を受け取り、呼ばれたら食券を購入するシステムだ。札を持たずに列に並ばぬようご注意を。

<店舗データ>

【店名】 鶏そば 朱雀(すざく)
【住所】 千葉県船橋市本中山3-14-21
【最寄】 JR総武緩行線「下総中山駅」南口徒歩1分

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