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肥宝館 -貧すれば丼する-

【千葉 八日市場】 麺屋 いとう「特製煮干しそば(1000円)+和え玉(200円)」

名店出身店主が地元凱旋。八日市場の絶品麺

JR総武本線の八日市場駅から歩いて5分ほど。駅前通り沿い、八日市場東照宮そばに2020年8月15日にオープンした「麺屋いとう」へ。ご主人の伊東正義氏は、新小岩「麺屋一燈」、蒲田「煮干つけ麺 宮元」と、都内行列店での修業を経て独立。ここ八日市場は地元だそうで、実家を店舗に改装して創業した形だ。

店内はカウンター6席に加え、4人がけテーブルが4卓。店横には駐車スペースがあり、平日は3台分、休日は6台分を利用出来るので、車でのアプローチも楽である。麺メニューは「芳醇鶏そば」の醤油・塩に加え、「煮干しそば」、昼・夜それぞれ15食限定「濃厚煮干しそば」の4種を提供。味付きの替え玉「和え玉」も用意している。

お店のオープンは午前11時。この日は正午に訪問したのだが、なんとお目当てだった「濃厚煮干し」のボタンには既に完売の目張りが。甘く見積もり過ぎていた・・・無念。お店のイチオシは「芳醇鶏そば 醤油」とも聞いたが、今回は気になる「煮干しそば」を特製(1000円)で注文することに。和え玉(200円)は「現金で」との事なので後ほど。

煮干しがガツンと香るスープは、エグ味や臭みは皆無で旨味たっぷり。しっかり効いた醤油のカエシが、更なる旨みと丁度よい塩味を加えている。千葉の下総醤油を使っているそうだ。合わせるのは三河屋製麺の中細ストレート。しなやかな食感だが、僅かに麺の芯を残す絶妙な茹で加減だ。スープとの相性も抜群である。

チャーシューは、レアな仕上がりの千葉県産三元豚の肩ロース肉と、同じく千葉・水郷赤鶏のしっとりしたムネ肉が2枚ずつ。いずれも肉の旨みをしっかりと感じられる逸品だ。味玉はスープを濁さぬようにか、黄身はホクホクの仕上がりに。こちらも良い鶏卵を使っている。ほか小松菜、刻み玉ネギ、小ネギが乗る。

半分ほど食べ終えたところで「和え玉」をコール。2分ほどで鶏と豚の刻みチャーシューに玉ネギ、魚粉がトッピングされた一杯が到着した。よく混ぜて先ずはそのまま。続いて卓上のラー油や酢を入れて楽しみ、最後はスープを回しかけて一気に啜る。非常に満足度の高い一杯だった。次は「濃厚」に間に合うよう、開店と同時に来よう。

<店舗データ>

【店名】 麺屋 いとう
【住所】 千葉県匝瑳市八日市場イ2370-1
【最寄】 JR総武本線「八日市場駅」徒歩5分

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