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★閉店★ 【東京駅】 天外天 東京ラーメンストリート店「特製 天外天ラーメン(1170円)」

ご当地ラーメンチャレンジ第2弾は「天外天」

東京駅地下のラーメンストリートで、2021年7月から始まった「ご当地ラーメンチャレンジ」。25か月にわたって東京初上陸の有名店やラーメン史を語る上で外すことの出来ないご当地の名店が、100日ずつ次々に登場するという企画である。第1弾は神奈川県戸塚、ラーメンの鬼こと故・佐野実氏の「支那そばや」が出店した。

そして2021年11月12日から翌年2月24日の第2弾は、熊本イチの名店「天外天」が東京初出店である。本店は熊本市の繁華街・安政町の一角にあり、1989年に清永円導氏が創業した。以来、熊本で最も行列ができるラーメン店として、客の絶えない人気ぶりだ。いまは二代目・小田圭太郎氏が店主を務めている。

ちなみに、熊本ラーメンの定番は「豚骨白湯+マー油」だが、「天外天」は少し違い、スープは豚ゲンコツに鶏ガラを加えており、マー油ではなくガーリックパウダーを振りかけて仕上げるのが特徴である。さらに東京初出店ということで、珍しい国産「糸島メンマ」と、有明海の「一番摘み海苔」を引っ提げ勝負する。これは楽しみだ。

麺メニューは「天外天ラーメン」と「辛口天外天ラーメン」の2軸で、それぞれプラス220円で「特製」にグレードアップ可能。また、替玉(150円)はもちろん、ご飯とチャーシュー飯もラインナップする。なお、行列時は先に食券を購入してから列に並ぶルールとなっているので注意を。今回は人気No.1「特製天外天ラーメン(1170円)」をオーダー。

スープはゲンコツを砕けるまで炊き、そこに鶏ガラを加え、薄口醤油や魚醤で味を調えている。サラサラした飲み口だが、驚くほどに旨味濃厚。やや甘みのあるカエシが豚・鶏の旨味を一段引き立てている。徐々にスープにガーリックパウダーを溶かせば、ジャンキーでさらに中毒性の高い味わいに。歯切れの良い極細麺もベストマッチ。

レンゲが大きいのでスープを啜りやすいのも嬉しい。そしてトッピングのチャーシューはトロっとして少し甘いバラ肉が3枚。味玉は大粒、トロリとした黄身で旨味濃厚だ。嫌な臭みのない糸島メンマ、スープで柔らかくなった板海苔と、香り良い焼き干しバラ海苔、歯ごたえあるキクラゲ。いずれもトッピングは手抜かり無し。

なおスタッフにお願いすると、ニンニク醤油漬けと紅生姜を出して貰える。特にニンニクは更にパンチを加えてくれるおススメのアイテムである。ぜひオーダーして欲しい。そして卓上には熊本でお馴染みのふりかけ「御飯の友」が。これがあるのを事前に知っていればライスも注文したのに…。次回までお預けだな。

<店舗データ>

【店名】 天外天 東京ラーメンストリート店
【住所】 東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街B1F
【最寄】 JR「東京駅」八重洲中央改札より1分

★2022年3月4日から「麺屋ようすけ」が出店

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