山形のご当地麺「鶏中華」を新橋駅前で
ラーメン王国・山形のご当地麺「鳥中華」。天童市の日本蕎麦店「手打水車生そば」で、まかない食からはじまり、定着したのが発祥と言われている。鰹ベースの和風スープに中華麺、鶏肉という組み合わせで、アッサリと食べられるのが魅力。最近では、東京でも鶏中華を啜れる店が増えてきたが、ここ新橋「最上川」が人気のようだ。
なお、こちらは山形の料理が楽しめる「赤坂あじさい」の姉妹店で、2017年9月11日にオープンした。日本蕎麦と鶏中華の日本柱。日本蕎麦は肉そば、ニシン、海老天、牛ホホ肉、板そばなど。一方の鶏中華は冷・温の2タイプだ。また山形牛メンチカツ、玉こんにゃく、ぺそら漬けなど山形の郷土料理も用意。今回は鶏中華を冷やしで注文した。
冷やしとは言うが、実際には常温程度の冷たさ。スープは羅臼昆布、鰹節、潤目の燻製を使った出汁。カエシの醤油は控えめで、出汁の旨味を存分に感じられる飲み口。多加水率中細麺との愛称も良い。具材には、鶏肉、ゴボウ、水菜、ネギ。鶏肉は親鳥を使った、コリコリと噛みごたえのあるもの。噛むほどに旨味が広がる。
途中で卓上の七味、胡椒、山椒、揚げ玉、鰹節を加えながら完食。気付けば、店内のBGMは山形出身のヴィジュアル系演歌歌手・最上川司縛りの様子。最上川氏は山形の冷たい肉そばPR大使で、自身も「司の冷たい肉そば音頭」をリリースしている。暑い日が続くので、冷たい肉そばと鶏中華、まだまだ重宝しそうだ。
<店舗データ>
【店名】 肉そば鶏中華 最上川
【住所】 東京都港区新橋1-16-8
【最寄】 JR東海道線「新橋駅」日比谷口徒歩2分
★2023年3月28日をもって閉店
★跡地には「〇新 ネギラーメン 新橋店」が入居