フィリピン料理が参考に。魅惑の「とろ肉」
小川町交差点そばの人気店「とろ肉つけ麺 魚とん」へ。2008年に「蔦八」の屋号でオープンしたが、2009年に今の店名に改名。店を取り仕切るのは、美人店主と評判のフィリピン出身のカンラス・ウェンディさん。その美貌に加え、こちらを一躍人気店に押し上げたのは、柔らかな豚バラの薄切り「とろ肉」である。
大判の薄切り豚バラ肉を、香味野菜などと一緒に半日煮込んだもので、まさにトロける食感が絶品。フィリピンの代表的な家庭料理で、肉を漬け込んでから調理する「アドボ」を参考にしているそうだ。その大判肉で麺を覆った「とろ肉つけ麺」は、多くの客がオーダーする、この店の看板メニューである。
麺は並・大盛・特盛すべて同料金。浅草開化楼の中太麺と平打ち麺の2種から選択可能だが、私は断然平打ち派。一方のつけ汁は、豚ゲンコツ&鶏ガラの動物系と、カタクチイワシや昆布からとった魚介系の濃厚ダブルスープだ。隠し味にフィリピンではポピュラーな調味料のナンプラーやサトウキビ酢を使っているそう。
一方、ラーメン(写真右:とろ肉チャーシュー麺)は豚と鶏のガラや野菜を煮出したスープに、中細の縮れ麺を合わせたもの。替玉2玉無料なのが嬉しい。またカレー風味のラーメンやつけ麺に加え「とろ肉ライスカレー(900円)」も提供。通し営業なので、遅めのランチもOKだ。お近くに行かれた際は「とろ肉」、是非ご賞味を。
<店舗データ>
【店名】 とろ肉つけ麺 魚とん
【住所】 東京都千代田区神田小川町1-7
【最寄】 東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」B6出口1分