東京五輪会場の一宮町で啜るお洒落な真鯛麺
東京駅からJR外房線の特急わかしおで60分。九十九里浜の南端に位置する上総一ノ宮へ。駅徒歩数分の「玉前神社」が上総国の一宮、つまり最も格の高い神社であることが「一宮町」の由来となっている。今日は、その玉前神社のすぐそば、県道128号沿いで営業する「Umikaze」で、真鯛を使ったラーメンを頂くことに。
お店はラーメン研究家・石山勇人氏のプロデュースで、2018年2月にオープン。運営するのは港区の広告会社「アウル」だそうだ。飲食店や土産屋などが集まる施設「SUZUMINE」の一角に入居している。店頭幕にcafe&ramenとある通り、ラーメンのほかにコーヒーやケーキも提供していて、カフェとしても利用可能である。
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さて、気になるラーメンは、焼き真鯛の出汁を使った清湯「真鯛だしラーメン」と、真鯛出汁に鷄骨や豚脂を加えた白湯「濃厚真鯛だしラーメン」、玉ネギと人参を使った「ベジポタラーメン」の3系統が主軸。オーダーしたのは看板メニューの真鯛だしラーメン(700円)に鯛ほぐし飯(300円)を合わせた「鯛茶漬けセット」。
スープは真鯛直球勝負のクリアな飲み口。香ばしさは然程無いが、適度に鯛の脂も解け出していて旨いスープだ。麺は全粒粉入りで、やや平打ち気味の中細麺。この手の麺にしては珍しく加水率が高めなので、チュルリと啜ることが出来る。トッピングには豚チャーシュー、麸、柚子、糸唐辛子。シンプルで洗練された丼相だ。
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ひと通り麺を啜り終えたら、スープを鯛ほぐし飯にかけて鯛茶漬けに。旨いもの同士の足し算だ、不味いワケがない。あっという間に完食。なお、すぐ近所の「釣ヶ崎海岸」は、2020年東京五輪のサーフィン競技会場だ。お店の運営元「アウル」は、五輪開催や観光客増加を意識して出店したのだろうか。面白い。
<店舗データ>
【店名】 Umikaze
【住所】 千葉県長生郡一宮町一宮2998-2
【最寄】 JR外房線「上総一宮駅」徒歩5分