麺の加水率は55%!亀有の話題の新店「ののくら」
全国屈指の人気店「つけ麺 道」を筆頭に実力店が犇めくJR亀有駅界隈。この激戦区で2017年12月のオープン直後から行列の絶えない話題店「ののくら」へ。ご主人の白岩蔵人氏は「九段斑鳩」の出身。店舗は駅南口から南に延びる道を数分、肉のハナマサの近くにある。青いパースと提灯、店先の製麺機が目印だ。
オープンから2ヶ月。現在のところ、メニューは塩と醤油の「中華そば」の2軸のみ。券売機には油そば、つけそば、小麦そば、限定…と気になるメニューのボタンもあるが、そのゾーンはマスキングがされ「Coming Soon」と。解禁の日を期待しつつ、今回は「中華そば 塩」を全部入りに当たる特製でオーダー。
こちらの中華そばの最大の特徴は麺にある。店の暖簾に「手打式 超多加水麺」とあるように、水分を多くを含んだ、ツルツルでモチモチの麺を使用しているのだ。一般的には35~40%程度で「多加水」といわれるが、ののくらは加水率53~57%の「超多加水麺」。なお麺は手打ちをベースに、そば打ち製麺機を併用しているそうだ。
その麺を受け止めるスープは、鶏出汁と魚介出汁のブレンド。「塩」は円やかな塩ダレを使い、出汁の風味を前面に押したもの。「醤油」はキリッとした醤油の風味を前面に押している。鶏と豚2種のチャーシューや、ワンタン、味玉などトッピングにも抜かりは無い。平日19時前なら並ばず入れることもあるので、ぜひ一度お試しを。
<店舗データ>
【店名】 ののくら
【住所】 東京都葛飾区亀有3-11-11
【最寄】 JR常磐緩行線「亀有駅」徒歩4分
★ご主人が2023年2月20日に急逝され閉店。非常に残念…