~その1~では
話し会う事の必要性について書かせていただきました。
少しその内容について触れたいと思います。
多くの経験を積んだ私達大人からすれば、上位校への進学は
お子さんの将来を豊かにし、道を広げて安定した生活へと続く
重要なツールである事が見えていますね。
そしてその目標達成の為に頑張った経験がとても重要です。
しかし子どもたちには見えないのが当たり前です。
ですから、遠い将来の話を懇々としても子どもたちには実感しにくいでしょう。
もっと現実的で身近な話題で話す事をお勧めします。
例えば上位校では、校則が厳しすぎる事が無く(少なく)、ある程度の自由が認められています。
大学進学についても学校側からのフォローも厚く塾に通わずとも進学する事もできるでしょう
生徒さんの意志を尊重して行われるイベントは生徒が中心となり活気に溢れ
遣り甲斐も充実感もあり、そして最高の思い出にもなるでしょう。
ここであまり書きたくないお話をします。
学年が進むにつれ、生徒達の中では“差別化”が出て来る事がおおいにしてあります。
これは社会に出てからもその影は残っていますね。
学歴で人を判断したり、出来ない人間を下に見る。という差別です。
受験生にとってこの時期は頑張っている生徒とまだ自覚の持てない生徒さんとでは
成績に目に見える差が生まれてきます。
上位校や自分の目標の為に頑張っている生徒さん達から見ると
頑張らない生徒さんは“別枠”の存在になるんですね。
やもすればそれが「いじめ」に発展したり「無視」「軽蔑」の対象となっていく
そうなると頑張らない生徒同士での集まりがうまれ、向上心を持つことなく
ズルズルと社会に出るのをただ待つだけ・・・
という悪循環が出来あがってしまいます。
わかりやすくする為に極端な書き方だったかもしれませんが、こうした事を
お子さんが理解し、そのうえで自分が今どうすべきかを考えて欲しいですね。
だれしもが、経験する事になる“受験”ですが、その後の人生に
どれだけ大きな影響をもっているかを理解してこの時期を過ごしてくださいね。
自覚を持てない受験生さんへ~その2~