近隣中学では3連休空けて今日から期末テストの始まった学校もあります。
お子さんはこの3連休をどう過ごされたでしょうか?
目の前のクリアしなくてはならない「学習」に潔く取り組んで
胸を張って朝家を出発できましたか?
なかなかそうはいかないのが現実
当教室では自習室がいつでも使えるようにしています。
今までも自習の様子を写真などUPしながらご紹介してきました。
自分から塾に行って勉強しよう・・・そう思うことはとても素晴らしいですね!
しかし、必ずしもそれが成長では無い事もあります。
教室を開放するのは夕方からですが
では、それまで何をしてすごしたのでしょう?
朝から晩まで机にかじりつく必要は無いとは思いますが
定期テスト直前の過ごし方というものがあるのではないでしょうか?
以前にもご紹介したある英語教師の先生は
「中学2年生ともなれば、テスト勉強なら1教科4時間は1日にこなすべき」
と仰っていました。
1日に4時間1教科に掛かるなら、2教科学習するには
朝から始めるしかありませんね。
多くのお子さんはこの言葉を受け入れられないでしょう。
今まで“ゆとり”で生活してきたのですから
おいそれとは習慣を変えることは出来ないのが現実ですね。
しかし、ゆとり教育から新指導へ転換したこの時期に入試時期を迎えてしまった
今の中学生さん達は“拒否”している時間はありません。
その結果この時期、この年齢のお子さんを育てていらっしゃる親御様は
悩みや戸惑いも多いのではないかと思います(私も当事者ですが・・)
難易度とボリュームのUPした学習にお子さんをスムーズにシフトする為に
何をどうすべきか・・・と考えた時
私は心の成長が不可欠だと考えています。
相手の立場に立って、自分の行いが嬉しいか悲しいか迷惑か・・・と考える。
自分さえよければいい、今が楽しければ良いという
自己中心的な考えがいずれ自分を苦しめる
「深謀遠慮」という四字熟語があります。
深く考えをめぐらし、先のことまで予測した周到な計画を立てること。 深謀 → 「辛抱」としがちですが、深く謀る(はかる) 遠慮 → ここでは、将来について考えをめぐらすこと、という意です。
またその逆の意味となる
「無知蒙昧」という四字熟語があります。
学問がなく、物事の道理を知らないこと。
人は本当に深く考えをめぐらす時、静かな場所を選び時間をかけて
自分自身や置かれている環境と対峙するのではないでしょうか。
塾で仲間と学習する時間もあって良いと思いますが、それは学習の一部でしかありません。
心の成長を促すにはあまりにも接点が浅すぎます。(受験期は違いますが)
一人で問題に取り組む時間は学力と同時にお子さんを成長させる良い手段です。
また
「今の自分に何が必要かをゆっくり考えてごらん」と言って
ゲームもTVも漫画も音楽も何も無い、何もしない時間を1,2時間ほど過ごさせてみてくだい。
(寝てしまっては意味がありませんけど・・)
雑踏の全てを取り除き、自分しか見えなくなった時
きっとお子さんは何かを見付けるはずです!
学力の向上に心の成長は欠かせません。