このポスターは小論文授業での課題で生徒さんが作りました
ただ、ちょっと商品の理解が間違っていて、応援コメントを購入者が書くという捉え方をしてしまったのですが
この「ツナグ君」ノートは、1ページ事に小さなキャラクターが利用者に一言の応援をコメントしている・・という設定のノートです。
小論文授業では、文章を書くだけの力を養うのではなく、問題発見・解決に加え、想像力・思考力を養う学習をしています
「ツナグ君」ノートという発想はまた別の生徒さんが考案した物です
これを見た業者さんがまねをして、こんな商品を作るかもしれません!!
子ども達は沢山の可能性を秘めていると実感します
そう感じる商品案とポスターですよね
昨日はそんな小論文の授業の隣では
中学生の数学の授業でした
見ているとなんだか暗いんですよね
もしかして・・成績表の事かな?と直にピンと来ました
話は成績が上がった下がった・・という事より
それによる”制裁”があるかないか・・・と言った話題でした
成績表を見せてもらうと
やはりあるんですよね、オールAでの4
テストも90点以上でした
がっかりしている生徒さん、でもこれは毎年何度も私も目にしているんです
何時の頃からか、私は「数字ではなく、ABC」を見るようになりました
オールAなら、生徒さんが真剣に頑張って来たという事
”褒める”べき所です
もし、Cが沢山付いているなら努力不足ですし授業に積極的に参加していないのかもしれません
数字より、このアルファベットをよく見る事をお勧めします
成績表は学力に対してだけの評価ではありません
学校生活がそこに含まれています
去年ですが、偏差値70を突破した生徒さんでさえ、オール5にはなりませんでした
その前の年も、その前の年も
偏差値と成績表が比例している事の方が珍しいんです
(近隣中学)
成績表を見て、お子さんを怒る親御さん
なぜ怒るんですか?怒る理由は何ですか?
怒る前に、制裁を与える前に親としてすべき事がありますよ
本当に成績を伸ばしてあげたいと思うならもっと子どもに寄り添って
支えていく姿勢が必要ですね
以前から書いていますが、悪い成績や悪い点数をとった時
子どもはそれだけで傷ついています
しかし、そこは子どもなので反省にまで至らない事もあります
なので、なぜこの成績になったのか?なぜその点数だったのか?
一緒に遡って考え、子どもが自分で改善点を見つけられるように促すんです
少し前の記事にも「ゲームと勉強」と題して書きましたが
取り上げても、本来の目的は果たされません
取り上げるのではなく、お子さんが納得の上でルールを決め、そのルールに乗っ取って
制限をかけるというスタイルにしなくては悪循環が生まれてしまいます
悪循環とは、お子さんのモチベーションが下がり、反抗し、勉強自体を嫌いになり
結果、成績は下がる一方だという事です
お子さんにより、努力の度合いが違います
しかし、学校や塾に休まず通い、それぞれの宿題をこなしているのは”努力”として認められても良いと思いませんか?
部活動や委員会に参加し、笑顔で頑張っている
子どもの世界は大人が思っているよりシビアです
ただ、お子さんの理解力や”地頭”の違いで、「他のお子さんよりもっと努力しなくてはいけないんだね」
となる場面で、親御さんに本当に必要なのは怒る事ではなく、支える事ですよね
今日、最初にご覧頂いたポスターの文面を考えたのも生徒です
子どもが何を求めているかがわかりますよね
最後に、こんな言葉が聞こえてきました
「自分がどこに進学しようと、どんな成績をとろうと親には関係ないじゃん」
もちろん、その考えは間違っています
あなたなら、お子さんにそれが「どう間違っているか」をどう説明しますか?
それが正しく説明できず、ただ怒っているのなら
成績だけでなく、親子の関係も悪くなってしまいます
この記事を読んだ事をきっかけに、少し考えてみて頂けたら幸いです
昨日はある生徒さんの落ち込みが可哀想になってしまい、
今日は少し感情的な文章になってしまったかもしれません
でも、私の立場はお子さんを伸ばす事にあります
親御さんにとって耳が痛い事も時には言わなくてはなりません
学ぼうとする姿勢を邪魔されるのが、私は一番困ります
こうした私の考えにご賛同頂けているご家庭の生徒さん達は
確実に成績を合わせた複合的な成長が出来ていると自負しています!
(そうですよね,Tパパさん^0^!)