先週入塾された高3の生徒さんの指導が始まりました
一番問題だと思っていたのは
志望校が決まっていないという事
センターへの願書は出していますが、志望校が決まらない状態でした
志望校が決まらないだけでなく、これまで
大学進学するつもりも無かったとの事で
どんな大学があり、どんな学部があるのかも知りませんでした
もちろんオープンキャンパス等にも行った事も無いようです
なので最初の面談の時に、まずは大学を調べて自分のしたい事がある学部を
探す事を勧めました
ただ、何も考えていなかったのではなく
その生徒さんには「夢」があります
強い意志を持ってその夢を実現する事を考えて来たのですが
「現実が見えて来ると、そんなに甘くないと思うようになってやっぱり大学に行った方が良いと思う」
と自分の気持ちを素直に話してくれました
その夢に近づく為の大学なんて無いだろうと言う思い込みからこれまで大学を見てこなかったのですが
よくよく調べてみれば夢に近づく為の大学・学部はあるのです
昨日はその学部の試験内容を一緒に見て、実際に過去問を使って今の出来を見てみました
皆さんのお子さんはどうでしょう?
将来を見据えて進学を考えているでしょうか?
今もし大学進学を真剣に考えていなくても、「やっぱり行きたい」と変わる事は充分に考えられます
今は夢が無くても、なにがきっかけとなって夢を持つようになるかもわかりません
それがこの世代です
高校生は”自分が確立されて行く”段階の中で「今のままで良いのか?」と自問自答したり迷いが出る時期があります
逆になんの迷いも無く過ごして行く子の方が少ないでしょうし、その方が将来が心配です
迷いの中から「進学」という道が見えて来たとき、始めて自分の意志を持って勉強と向き合うのかもしれません
しかし、そこまで辿り着くまでに全く勉強を蔑ろにしていた場合
「やっぱり」と思っても時間が間に合わない事も考えられます
つまり、浪人をする決断をしなくてはなりません
以前の記事でも浪人について書きましたが、私は現役合格に向けて頑張ってから考える事だと
子ども達には話していますが、それは受験する本人の話でサポートする側は考えておかなくてはならないでしょう
とりあえず大学に行きたいとか、他の大学でも同じ学部ならいいのだとすれば
第2志望校や第3志望校に進み、浪人は考えない
しかし、目標が一点に絞られている時は他の大学・学部では意味が無いので
そこがダメだったら浪人となります
そこは各ご家庭とお子さんの考え次第ですね
私の娘も今高3です
彼女も自分の意志で進路を決めるためにとても悩んでいます
でも、その答えは自分で出すしかありませんから
私はサポートするだけです
一人一人、迷うポイントも出てくる答えも違いますが、それでも「自分で出した答え」が
親御さんから見て納得できるものならあとはサポートするしかありません
最初に書いた生徒さんの場合は今の所50%ですから
チャレンジする価値は充分にあります
あとは残された時間をどう使うのかによります
私も全力でサポートして、生徒さんの夢が実現されるように支えていこうと思います