今日は暖かい1日になるそうですが、寒暖差に気をつける日でもありますね
近隣の学校ではまだインフルエンザや風邪が流行っていますから
気を抜かずに対策して行きましょう
今日は気になるちょっとした事があったので、そこから考えます
先日私は可愛いクリアファイルを購入しました
表紙にはイラストと何やら英字が書かれているのですが
それを見た一人の生徒さんは
「なんか可哀想」と言いました
そこに書いていある英文とイラストからブラックジョークのようなものを感じたんですね
数匹の猫が並んでいます
視線の先には1匹のねずみ
猫は花までたむけてねずみに”好意”を伝えています(英字は、あなたに夢中という内容が書いていあります)
その好意の真意がわかれば、可哀想・・となりますよね
そんな会話をした後、ある高校生の生徒さんの事を思い出しました
英語が不得意ではないのに、最近になって英語に不安を持っていると自分から相談に来た生徒さんでした
そこで、そのクリアファイルを差し出して
「ここの英文を読んでみて」
というと、スラスラと読みました
「なんて書いてある?」
と聞くと・・・・
意味の違う和訳をしました(あなたは狂ってる・・)
つまり、読めるけど意味が分からないのですね
この生徒さん、「単語力」なのかな?っとか「熟語が・・」など
自分の英語力の弱さがどこから来ているのかわからないと言っていました
先ほどのクリアファイルは他の生徒さんとも同じように会話をしましたが
「わ~、かわいそう・・」という反応でした
意味が掴めなかった生徒さんには
「そういう所じゃない?英語力が不安になる原因は」
と話すと、本人もよくよく考えて
「あ~~!!」と何かピンと来たようです
「単語帳に書いている通りに訳しているだけだからわからなくなるんですかね?!」
そうなのです
前後の文、全体像を見ようとせず、その単語一つしか見ていないから
”文章”の意味が掴めなくなっているのではないかと今回の事で私は思ったのです
様々な製品によく英字が書かれていますが
文法など考えて書かれているものは少ないですよね
なので主語やbe動詞がないだけで和訳が出来なくなるというのは
学習不足もありますが、全体を見て掴む事が出来ていないという弱点もあると思います
逆も言えて、勉強でしか英語に触れていない事で
英語を言葉としてではなく、教科としてしか捉えていない場合もこうした事になるかもしれません
中学時代にはわからない弱点がこうして見えてきます
そして、英語は教科というくくりで捉えるのではなく、日本語と同じ言葉として捉えた方が
入試に使われるような長文を読んで理解する力が養われますね
英語に限った話ではなく、同じ教科でも様々な形式の問題に触れて
勉強センスを磨く事がこれからの教育には必要です
数学もそうです
計算だけできても、数学には強くなれません
今回の中学生塾内テストでは数学に”思考力問題”を含めました
小学生用の教材からの抜粋でしたが、3題、全て解けた生徒さんは一人もいませんでした
もちろん、これまでの教育がそうであったのですから
ある意味当たり前かもしれませんが、そうした力を養う事を早急に求められている
現在の教育事情を考えると、指導する側や大人が生徒さん達のセンスを磨く必要があると思います
じっくり時間をかけて思考力を磨く問題に向き合う、それができるは受験学年ではありませんね
受験生になる前にしっかり取組んで行きたい所です