HIKOの趣味三昧な日々

趣味の音楽やスポーツについて、日々の気付きとともに書きつづっていきます

映画 「夕凪の街 桜の国」

2008年07月21日 20時03分23秒 | 映画
三連休最終日。今日も快晴で暑くなりました。

まず午前中は娘の中学校に吹奏楽部の公開練習を見学に行きました。
その後藤沢のヤマハにマイ・サックスのネックをコルク巻き直しをしてもらうために持っていきました。
そして午後からは、レンタルしてきた映画のDVD「夕凪の街 桜の国」を観ました。
この作品は以前このブログでもご紹介(http://blog.goo.ne.jp/hiko-alto-991/e/a0ee08071f244ae00734a1c12dbf8a69)した漫画家こうの史代さんの漫画(写真)を原作としたものです。
「夕凪の街」は、1958年(昭和33年)の広島市内を舞台としており、被爆し父と妹を亡くしながらも生き延びた女性が、被爆から13年後に恋人から求婚され幸せの絶頂に立ちながら、一方では消し去ろうとしても消えない深い心の傷に悩み、やがて原爆の後遺症により命を落とすまでを描いています。
「桜の国」の主人公は被爆2世の女性であり、舞台は現代の東京です。彼女の父親は「夕凪の街」の主人公の女性の弟で、すでに定年退職していますが、最近散歩と称してどこかへフラっと出かけてしまったり、やたらと長距離電話をかけまくって電話代がかさんだりと、その挙動に不信感を抱いた彼女はある日父を尾行し始めます。途中で合流した古い友人とともに父を追っていくと、意外なことに行き先は・・・・。3世代にわたる家族の物語がつながる構成になっています。原爆に後世まで苦しめられながらも、それでもたくましく幸せに生きてきた戦後の日本人の日々を淡々と描写しながらも深く心を打つ作品に仕上がっています。
主演女優が私の、私の大好きな麻生久美子さんと田中麗奈さんあることもあり、昨年夏の公開時にはぜひ映画館に観に行きたかったのですが、観そびれてしまった品でした。
やっぱり観てよかった!
必見です。