蝉が

　藤沢周平の小説に「蝉しぐれ」がある。
　テレビでも何度も放映されて、人気があった。
　その中に出てくる蝉は「みーん、みーん」と鳴く。
　父の屍を荷車に乗せて坂道を登るシーンで効果的に鳴いていた。
　でも、九州の蝉には、そんな情緒は無い。
　「しゅわしゅわしゅわ」うるさくてかなわない。
　今日、梅雨明けした。朝から「蝉嵐」である。
　この鳴き声を聞くと、暑さが数段レベルアップしたように感じる。
　これから2カ月。
　皆さん健康に気を付けて。

　クマゼミや　こころも萎える　ウォーキング