食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

寅さん~無題

2018-11-19 05:19:05 | 日記

歴史好き歯医者のひとり言~ 昨晩、BS – NHK で「 男はつらいよ~50周年 」を、山田洋次監督の新作を絡めて放映しておりました。 私事で恐縮ですが、映画「男はつらいよ」の主人公、寅さんのような自由気ままな人生に、ずっと憧れをいだいております。 定職を持たないので、仕事場での人間関係に悩むことなく、自分がした恋の後始末にだけ悩んでいればよい。 しかし、実社会において、寅さんみたいな人が身内に一人でもいたら、大迷惑ですがね。 語弊がありました。 寅さんは、れっきとした職業人でございます。 香具師(やし)という仕事をされております。 全国を渡り歩き、縁日などで露店を出しては、軽妙な調子でものを売る仕事です。 別名を的屋(てきや)といい、こちらの方が、広く知れ渡っておりますね。この的屋ですが、的(まと)に矢を当てる「的屋(まとや)」から出た呼び名のようです。 ところで、この「男はつらいよ」ですが、元々はテレビドラマだったものが反響を呼び、映画化されて大ヒットしたのですが、知ってらっしゃる方は少数だと思います。 先ほど述べました「香具師」ですが、古来、ヨーロッパにもいらっしゃいました。12~13世紀、ヨーロッパでは医学的知識のない、この香具師と呼ばれる人たちにより、いわば、興行的に広場で抜歯が行われていたそうです。この香具師、街頭で芸を披露するのを本業としていまして、抜歯時には拍手喝采の大盛況だったようです。 とんでもない拷問ですけれどもね。 とりとめもなく書き込んでみました。