2018年中国
◆おススメ度
★★★★☆
◆キャスト
・容楽/漫夭:チャン・シュエイン
・宗政無憂:アーリフ・リー
・傅筹:ジン・チャオ
・容斉:レオ・ロー
・宗政無郁:シュー・ヤーシン
・冷月:ワン・ユー
◆感想・概要紹介
ちょうど1年くらい前に観たドラマ。
「霜花の姫」で好感度がダダ下がりだったレオ・ローが出てる作品だったのでけっこう観るのを躊躇してましたが、いつの間にか課金対象から
外れてた上に、レオ・ローが前面に出てこない(パッと見た感じはヒロインの相手役ではない)感じだったので観ることに。
んで、見始めたらけっこう止まらなくなって・・・しかし、ここで落とし穴が!
U-NEXTって一定期間過ぎると課金対象だった作品が見放題になったりするんだけど、それが段階置いて見放題になったりして・・・
このドラマ36話までは見放題になってたんだけど、それ以降まだ課金対象で、全68話のうち残り30話ちょっと、1ヶ月か2ヶ月我慢すれば多分
見放題になっていたのに我慢できなくて、結局残りを課金してみちゃったってやつです。
どのTVガイド誌にも、ネタバレなしで見た方がいいっていうようなことが書いてあって、ストーリー紹介が
・ヒロインの容楽が気づいたら記憶がなくなっていて、西啓の皇帝容斉が自分の兄だと名乗り、国のために北臨の皇子に嫁がされることになる。
・容楽は、容斉に手に入れたものが天下を取れるという兵書「山河志」を捜し出せば西啓に戻すという秘密の約束をすること。
・北臨に着いた容楽は、「山河志」の捜索のため宮中では(西啓には正式に婚姻するまでは顔をさらさない風習があるとか言って)仮面を被り、
一方で茶楼の主人漫夭として情報収集をするといった二重生活を始めること。
・そんな中、将軍傅筹が凱旋し・・・
っていう、めちゃめちゃ冒頭部分で止まっているっていうものがほとんどなんだけども、最後までこのドラマ観ていくと、なぜだったかがほんとに
良く分かります。
もう、最後の方は壮大などんでん返しと物語のからくりに、中山七里の小説読んでるみたいな、それでいてもう涙が止まらない、って感じで
完全に「やられたっ!」って思いました。
序盤はねー、容楽との政略結婚を頑なに拒んでいた無憂が、容楽が漫夭であることを知らずに攏月楼の女主人である漫夭を好きになっちゃったり
して、なんとなくラブコメ感を予感させるにも関わらず、そこで事態が急転。
無憂と漫夭がいい感じにくっつきそうになっていたにも関わらず、西啓側が容楽と無憂の婚姻を急かすフリをして要人たちが集まる宴の席で、
仮面を被った容楽の替え玉を用意。
無憂に結婚を迫りますが、事情を知らない無憂は一生懸命合図を送る漫夭(容楽)の意図にも気づかず拒否。
そして、そこでなぜか傅筹が立候補し、替え玉の容楽がそれを受け入れてしまい、容楽は傅筹の妻にされてしまいます。
なんか、ほんとぼんくらな無憂が悲劇のきっかけな気がして仕方なかったです。
その後も、ここぞってところで容楽を傷つけたりするし・・・。
でも、それもまた、視聴者が無憂ばっかりに肩入れしないための作戦だったのかなーとか、見終わった後にちょっと思ったりもします。
傅筹も、なんか最初は容楽と思いがけないところで知り合いになり、なんとなくいい友人関係を築きつつあったのにちょっとずつやな人に変わって
行くっていう。
まぁー、ほんとフツウに面白いんですが、とりあえずアーリフ・リーの顔が長いのが気になる・・・。
ジン・チャオもそんな好きではない。(2度目のロマンスでも、タイミング悪い時にヒロインのそばにいるのでほんと邪魔だなーってハラハラ
してたけど、今回もちょっと可哀想な役ではあるんだけどヒロインと結ばれて欲しいとは1ミリも思えないです・・・。)
でも脚本がいい感じでテンポよく見進めてラスト・・・。
サブタイトルの意味をあまり深く考えずにみてたけどそういうことかー、って・・・。
(だって白華が何なのかも良く分からないし。白樺かと思ったら違って、薄荷でもないし、何?って。ましてサブタイトルとかねー。)
レオ・ローの好感度がかなり上がる作品ではあります。
ものすごくちょっとだけ出てくる鎮北王。どっかで見たことあるんだけど・・・って思ってたら、多分「私の妖怪彼氏」でウー・チェンの
2人前の彼氏(研究所職員)だった人。どうでもいいんだけど、気づいたときには嬉しかったです。
あと、ヒロインが記憶を失ってしまっている過去に間者修行的なことをやってたみたいで、容楽が武芸の達人だったりして他のドラマでも
そうですが、ヒロインが強いドラマはけっこう爽快感があります。
それから、無憂の弟無郁とその幼馴染昭雲との恋や傅筹を慕う女子たちの悲恋とかもあったりして、サイドストーリーもけっこう複雑な人間関係
と一緒に描かれていてそこも見所です。