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テレビっ子のひとり突っ込み

日本のカウンター文化について

2022-03-27 23:58:24 | ただの日記
けっこう前ですが、ネットニュースみてたら、外国人からみた日本のゴミ分別に関する記事があった。

記事によると、日本のゴミ分別ルールはほとんどの国の人にとって細かくて厳しいらしい。

他の国では、全く分別がなかったり、ルールはあっても一般人はほとんど従ってなかったりするらしい。

日本のゴミ分別は厳しいけど、環境には優しい。エコにはいい。という意見が多い中、中には、
「日本はゴミ出しのルールは厳しいけど、ゴミ収集する人の健康にも優しい」
「自国にはゴミ出しのルールがなくて汚かった。日本のゴミはきれい」
といったものがあり印象に残った。

まー、結局ゴミ出しルール守らなかったりすると収集してもらえなかったり、職場なんかじゃ怒られたり、それ以前にも
あまりに汚い感じで出しちゃうと、ごみ収集係の人に申し訳ないな、って感情もあったりするし・・・。


って色々考えてたら、それで一つ思い出したことがある。

以前、(というかかなり昔ですが)まだ学生で中華料理店でアルバイトしていた頃のこと。

オーナーは日本人だったが、中華料理店ということと、もともとオーナーが大久保あたりにある、中国人留学生向け物件の
保証人を買ってでている人と知り合いだとかで、そのお店では中国人留学生アルバイトの受け皿的なこともやっていて、
アルバイト仲間には中国人が多かった。

バイトの職種はホールだったが、調理以外の色んなことが含まれていた。
接客はもちろん、お店を開ける前のホールの掃除、お冷代わりに提供するジャスミン茶の仕込み、デザート、昼の定食の
付け合わせの仕込み(杏仁豆腐、ゼリー、大根の酢漬け等)、レジ対応、後はレアなものとしては店長の借金の取立てに
来る金融会社社員の対応とか・・・。(これに関するお話もあるんですが、また機会があるときに書きます。)

それから、私にとっては息抜き作業である、グラス洗浄と(グラス磨き)、皿洗いがあった。
グラスの洗浄は油ものと区別するため、ホール側についているドリンクを作ったりするバーカウンターのシンクで接客の
頃合いを見計らってするのだが、食器は食洗機のある厨房へ完全に入る形でやる。(なので、一時的に接客を休める。)


これらの作業は、誰の仕事って訳じゃなく、なんとなく交代制でやってたのだが、あるとき、中国人の女の子が言ってた
言葉が印象的で今でも忘れられない。

それは、

「中国では、皿洗いは身分が一番下の人がやること。だから、ワタシ、ほんとはやりたくない。」

って。

なんか、ちょっとそれ聞いてイラっとしちゃって、この平成の時代に(って言い方がもう今じゃない感じですが・・)何
身分とか言っちゃってんの?とか思って、

「日本では、スキルの高低はあっても職業、職種に貴賎はないよ。嫌だったら私がやるよ。」

と言ってまんまと替わってあげたのだが、彼女のその言葉は、ほんとに印象的だった。

確かに、日本でも、皿洗いをするのは飲食店に調理見習いで入った下っ端の人の仕事っていうイメージはあるけど、それは
スキルアップ、ステップアップの第一段階であって、身分から当てがわれた仕事ではない。

むしろ、日本のファミレスなどのチェーン店なんかでは、単純に仕事の分業制として皿洗いを専門にする人もいるくらいで、
その人は当然身分が低いからでも、他の仕事ができないからという理由でもなく、単純に割り当てられた作業が皿洗いという
職種だったために皿洗いを専門にやってたりする。

(私がファミレスでバイトしてた時は、皿洗い担当の人がいない時間帯は誰かしらが一応食洗器使って食器を洗うんだけど、
食洗器に入れる際の皿の並べ方とか事前に軽く汚れを落しとく手順とかが悪いのか、洗った後にまだちょっと汚れが残って
たりして、洗い専門の人やっぱすげーなとか思ってました。)

けど、ちょっと調べたらやっぱ世界的にはそういった皿洗いやゴミの収集って明に身分差があるわけではないけど、やっぱ
カーストの底辺の人がやってたり、そういう仕事をやっている人は差別されたりするらしい。

うーん。

冒頭戻ると、日本以外の国ではそういう身分差とか差別意識があって、そういう意識からもゴミの分別っていうのが緩いの
かもなーと。

逆に、ごみの分別をすることによって、ゴミ置き場がそれほど汚い場所じゃなくなればそれほど差別される職業ではなくなる
のではないかと。
(まー、ただ、東北の田舎で育った私にはあまりなじみがないけど、日本にも被差別部落っていう差別があるらしいのでなん
とも言えないのかなー。)

まー、確かに自分がその職業選ぶかって言ったらできないんだけども(でもそれ以外にもやりたくない仕事なんて人それぞれに
たくさんあるし)でも誰かがやらなきゃいけない仕事をやってくれる人がいるからこそ社会が成り立っている訳で。

ゴミの収集の人が来たぎりぎりでゴミを出したりするときに、

「すみません」
とか、
「お願いします」

って声かけたりするのって、日本以外ではあんまりなかったりするのかなー。

以前プロジェクトが入ってたビルでは、1日3回くらいトイレの清掃が入ってて、掃除の人に会った時には「お疲れ様ですー。」
って声かけるようにしてたけど、その度に「ありがとうございます。」って返されて、いやいや、それはこっちのセリフだよ
って思って恐縮してたりしてました。


って色々考えてた時に、テレビで日本のカウンター文化についてやってたのを思い出した。

寿司屋に代表される日本のカウンター文化。

これ、最初にヨーロッパの方に日本食のお店が進出した際に、カウンターは受け入れられないんじゃないかって、けっこう
問題(悩みどころ)になったらしい。

というのも、日本では、どんな職業の人でも知らない客同士が同じカウンターに座って同じもの(お店が提供するものって
意味で)を食べるのがフツウだけど、ヨーロッパ、特にイギリスなんかは未だに階級や職業意識する人が多く、そういう人々
が同じテーブルについて食事をするっていうことがあり得ないことなんだとか・・・。

(近年はだいぶカウンターっていうものも定着したらしいですが。)

なんかそれを聞いて、つくづく日本の文化っていいなーって思っちゃいました。

(なんか、色々書いた割にあっさりしたまとめになっちゃいましたが、これ以上掘り下げる気力はないです。)

コメント (4)
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オ・ウィシク

2022-03-27 04:26:12 | 出演者リンク
オ・ウィシク
生年月日:1983年11月1日
身長:177cm
韓国の俳優



☆主な出演作品☆

ああ、私の幽霊さま(2015年)

雲が描いた月明かり(2016年)

あなたが眠っている間に(2017年)

油っこいロマンス(2018年)

知ってるワイフ(2018年)

ロマンスは別冊付録(2019年)

真心が届く(2019年)

女神降臨(2020年)

流れ星(2022年)

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