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テレビっ子のひとり突っ込み

暑さ寒さも彼岸まで

2022-09-22 23:05:35 | ただの日記
「暑さ寒さも彼岸まで」
けっこう昔から知ってる言葉だけどあまり意味は考えたことはなかった。
それが東京に出てきて仕事をするようになってからなんかしっくりくるようになった気がする。

というわけで、今日は急に肌寒くなったなーと。
秋分の日は明日だけど、彼岸の入りは20日くらい?なので、やっぱりだいたい合ってるよね。


地元にいた時は、この言葉の意味を実感することはなかった気がする。

うちの地元は東北で、8月の末くらいになるともう朝晩は肌寒くなってくる。

中学に入って、初めて制服を着て、6月になったときに初めて制服には半袖と長袖があるけど、半袖を着てもいいって
いうシーズンが校則として存在することを知った。

うちの地元では6月から9月にかけて。

なんだか、半袖を着ていい時期が限られているとなんとなくもったいなくて、中学に入って高校卒業して制服を脱ぐ
までは、ずーっと6月の衣替えとともに半袖の制服に切り替えて、9月オワリのめいっぱいまで着ていた。

仲の良い友人たちに「見てるだけで寒い!」って怒られながらも(笑)。


そんなのがすっかり習慣化して、高校入ってもずっと当たり前のように9月になっても半袖でいたある年のこと。

だいたいみんな、8月末あたりから中間服に切り替える人たちが出てきて、9月の半ば頃には毎年クラスのほとんどが
長袖になっていたりする。

でも私にとっては毎年のことなので気にせず半袖で学校に通っていた。

半袖組が一人二人と脱落していって、半袖派でクラスに残っっているのは私と男子数人。で、気づいたら、いつの間
にかその男子数人で誰が一番最後まで半袖でいられるか競争をしているっぽい。

残った男子は鳥肌立てながらやせ我慢して半袖。

お互いに、

「明日、長袖にしろよ。」

「やだね。」

とか言い合ってるのを遠目に見ていたけど、ある時、3人くらい残ったそのやせ我慢男子たちが、自分たち以外にも
このクラスにまだ半袖の人がいるってことに気づいちゃったみたい。

それから毎日のようにその男子たちが私のところにやってきて、

「オマエ、明日は長袖来て来いよ。」

って言いに来る。

「え?なんで???」

ってちょっと面白がって見てたんだけど、最後の方はちょっと可哀そうになってきて、仕方ないから長袖着てきて
あげようかなーなんて思ってた矢先、また忘れて半袖で学校に来ると残ってた半袖男子たちがいない。

なんだろ?って思ったら、風邪でお休みでした。

多分、私は悪くないと思うんだけども、なんかよくわかんないけど罪悪感を感じてしまった出来事でした。

今もどっかでぎりぎりまで半袖で頑張ってる中高生とかいるのかなー。


ちなみに私はといいますと、今は毎日天気予報の気温見ながら着ていくものを考えて出社しています。

(以前はクールビスなるものがあって、それなりに季節ごとに着てもいい服装とかあったけど、いつの間にか年間
通してオフィスカジュアルっていうものになって、あんまり季節の縛りはなくなったみたい。)



※写真は9年前の今日、夏休みの旅行で出雲大社に行って撮ったものです。
コメント (2)
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