最近、V6の曲をたまに聴いてて、そのなかでも"Darling"が今けっこう好きで、それで松潤が出てた「きみはペット」の時期は
まだ嵐人気が確立されてなくて信用なかったからV6が主題歌歌ってたのかなーとか思いながら同じ作者の原作としてこの作品
思い出して書きたくなったのでちょっとご紹介。
「きみはペット」の小川彌生さんのマンガ。
銀盤っていうタイトルから想像するように、フィギュアスケートが題材のお話です。
(これのいっこ前に「キス&ネバークライ」っていうアイスダンス題材にした作品があって、そこに登場してた人が数人スタッフ
的な人として登場する、ちょっとつながりのある作品です。(確かきみぺからキスネバに登場してる人もいた気がするので、一応
流れで全部同じ世界にいる人たちなのかも。)
ヒロインで主人公の猪狩千登勢(いがりちとせ)は、小さな出版社で健康情報誌「SASSO」の編集者として働くOL。小柄で、かつ
飾り気のない格好をしているため、小学生に間違われることもあるほど。
そんな彼女は、ある日彼の母に頼まれて、同郷の幼馴染でフィギュアスケーターとして活躍する雉子波心(ここっぺ)のスケート
リンクを気後れしながら訪ねていきます。
すると、そこにはスランプで悩むここっぺが。
元気のない幼馴染のここっぺを見て、千登勢は幼い頃に二人が夢中になったアニメ"魔法の姫君 レディ・ララ"の魔法の呪文
"ロク・ソル ロク・ソル パラ・パラ ミラクル 我が騎士よ 真の力を取り戻せ"
を唱えてあげると、それまで失敗ばかりだった4回転(クアド)がキレイに跳べるように。
それからというもの、千登勢はここぞという大会の時にはいつも雉子波心の秘密の特別専属トレーナーとして、同行する
ように。
そうして、だんだんと世界の舞台で活躍するまでに成長していく雉子波心とそれを支える千登勢の恋とジレンマの物語
が始まっていく・・・っていうお話です。
雉子波心(きじなみこころ)と千登勢は、ともに福島のいわき出身で、雉子波心はいわき訛りが抜けずイメージ作りのために
マネージャからインタビューでは短い言葉しか話さないように言われていたり、実は自宅にはララ部屋なるレディ・ララ
グッズで飾られた部屋があったり、そこでこっそりララのイラストを描いてネットに挙げていたりっていう設定があったり
その辺も魅力です。
そして、例に漏れず、もちろん王子様ここっぺの初恋相手は千登勢(せーちゃん)だったりします。
普段、無口で無表情な雉子波心が、せーちゃんの前でだけはデレデレなのに、それがなかなか千登勢には伝わらなかったり、
千登勢の所属する雑誌の編集長との関係が怪しく見えたり、千登勢の呪文がなくても滑れるように男を見せたいと思って
いる雉子波心。
けれど、ここっぺが成長すればするほど住む世界の違いを見せつけられたり、(ここっぺは、ホテルをいくつも経営する
雉子波グループの御曹司)自分が必要じゃなくなる不安を覚えたりってさくっとうまくいくっていう訳ではない主人公の二人。
なんか、改めて見返してみるとありがちな韓国ドラマや中国ドラマに重なるところがあるような・・・。
個人的には、ここっぺの謎のマネージャー盛山さんがすごい好きです。
ド派手で濃いメイク(アイメイクがメーテルっぽい)なんだけど、ワケアリな過去と女王様的な趣味・・・。
盛山さんスピンオフマンガがあったら絶対読みたい感じ。
このマンガ読んでるときは、1ミリもそれを感じたことがなかったんですが、このマンガの主人公(ここっぺ)が羽生結弦
をモデルにしてるんじゃないかって言われることもあるらしいです。(実際は全く違って、作者が否定してたりもするらしい。)
個人的には、このマンガ読み始めた当初はむしろ、ここっぺの後輩ライバルみたいな感じで登場する熊野風太っていう
あざと可愛い感じの少年がむしろ当時羽生結弦を揶揄してるのかなーとか思ってました。
ちなみに、このマンガにハマってた頃、同じ職場になったジャニヲタ先輩が最近フィギュアスケートのアニメにハマって
るっていうので、ついつい嬉しくなって「私も!!」って言っては見たけどアニメじゃなかったなって思ってたら、
そっちは「ユーリ!!! on ICE」っていう全然知らないアニメでした(笑)
へー、フィギュアのマンガって他にも流行ってるやつあるんだねー、って言われたことを覚えてます。
(ちなみにちなみに、艦これっていうゲームにハマってるって言った時には「女子なら刀剣乱舞だろ!」って怒られました。)
全11巻。(読み返してみようとしたら10巻までしか見当たりませんが確か11巻まであった気が。)
読み始めるとめっちゃハマるマンガです。
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