加奈（仲間由紀恵）は、四郎（井川比佐志）に、翔太（加瀬亮）との結婚を許せないと言われたことから、気持ちが混乱し、翔太と会えなくなる。一方、加奈に会う勇気がもてない翔太は、藤本（陣内孝則）からアドバイスを受け、彼の言葉をメールで、加奈にも伝える。加奈は、心配事を忘れ、お互い初対面のふりをして会おうと翔太に提案し、公園のベンチで寄り添う。一日限りの再開で、加奈は、翔太をホテルに誘うが、翔太は、その提案を、断る。母と都心のホテルに一泊することにした加奈は、母から、浮気の告白を受ける。相手のことを、思いやりすぎて、自己を犠牲にしてしまう、優しい人々を、エンヤの曲にのせて、柔らかく描いてゆく、山田太一の脚本に、毎回引き込まれる。
