金曜日の夜、郡山城ホールに、押尾コータローがやって来た。たった一人で、オーケストラが演奏しているかのような音の迫力。ベース、リードエレキギター、パーカッシォンのパートを、アコースティックギター、一本だけで奏でる、曲芸のような演奏だった。コンサートが始まって直には、後ろで伴奏している人が、誰かいるのだと思っていたが、正真正銘、彼一人しか、舞台にいない。どうして、あんなにたくさんの音が、奏でられるのか、目をこらし、オペラグラスで覗いてみたが、わからない。Eマイナー、Aマイナー、Bセブンを、最初に覚えた曲、アリスの「チャンピオン」も弾き語りで歌ってくれた、声も素敵。生の迫力に圧倒された一日だった。
