起きると同時に台所で野菜を刻んできた、例の呪文を唱えながらと書くとなんだかホラー映画の始りのようだが、今日は七草粥を食べる日、母がしていたように日の昇らないうちに春の七草を刻み、といっても今年、生の野菜は、白菜や小松菜など野菜室に眠っていた子達を使い、フリーズドライの七草を後で加えて粥を作ろうと思っている。この頃、生の七草を売っているところが少なくなった。皆作らなくなってきたのかな、10年後に続いているものは、何だろう。私たちが伝えていかねばならない伝統は、日本人の自覚は、母が生きていたら大いに語り合いたい議題だ。




