3月に入ってもう一週間がたった。はやい、時間が過ぎて行くのが、カムカムミニキーナ主宰の松村武さんが寺山修司の戯曲を手掛けられると聞いて、本屋さんで「中国の不思議な役人」を探したが見つからず、「書を捨てよ、町に出よう」(昭和50年初版)の文庫本を買って読んでいる。生きていれば80歳を超えているであろう巨匠の文章は、今読んでも新鮮。パソコンやインターネットの普及したこの世の中を、彼はどのように描いただろうかを想像しながら、読むのも一考。東京でしか上演されない劇を観に行く時間がとりにくい。
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