角川映画供給、邦題「ずっとあなたを愛している」(IL YA LONGTEMPS QUE JE T'AIME)という仏語の映画をレンタルDVDで観た。フィリップ・クローデル監督、自分の子供を殺した罪で、15年服役していた女医の姉を、長い間交流のなかった妹が引き取り、妹の家族や友人たちに支えられて、自立して行く女性のお話。世間の殺人犯に対しての偏見や、服役中にボケてしまった母への対応など、複雑な心理描写が続き、姉妹の信頼関係が回復して行くうち、子供を死なせてしまった事実がわかる。普段の生活の中に、幸せが潜んでいることを、再認識させてくれる映画だった。
レンタルDVDで「僕の彼女はサイボーグ」を観た。日本の俳優が出演しているが、監督は韓国のクァク・ジョエン、ターミネーターを模したような、女性のサイボーグが未来からやって来て、主人公の男性を守る。綾瀬はるかが、ロボットのように見えてきて、娯楽性に富んでいるが、なぜ東京大地震や、通り魔から、主人公を守らなければならなかったのかが、良く分からない。次元が次々入れ替わるのも、ややこしい。過去を変えると、未来も変わって来るというタイムマシーンの定義も、いまいち徹底していなくて、綾瀬はるかだけが、強調されすぎている作品だと、感じた。



四人で習っているテニス教室、一人がケガで、一人が親戚のお通夜で欠席、残りの二人、私ともう一人の友達とで話あった結果、今日のスクール無しにしようということになり、コーチに連絡、思いがけず空いた時間、映画を観たり、本を読んだり今からワクワクしている。本当は運動が嫌いな自分に気づいているけど、体動かしていないと太るしね。冬は特に、ナマケモノ状態になりやすい。



16年前の今日、母が亡くなった。あの頃は気が動転していて、あまり寒さを感じていなかったが、つくづく寒い冬に逝ってしまったんだなあと、この頃思う。長く母とおしゃべりしていないけれど、もし今の私に次元を超えて会えることがあったなら、何を話すのだろう、きっと怒られるんだろうな、若き母がいつも私に叱咤激励していたように。怒られてもいいから、もう一度会いたい。

テニスを一年近く休んでいた友達が、スクールに戻って来た。姑さんの介護をなさっていて、少し手が離れるようになったとのこと、手作りのクッキーを持参して、皆に配ってくれた。介護も家事もこなせる素敵な女性、テニス以上に学ぶべきものが多い彼女、私も少しは進歩しなくては、スポーツも家事も。




