あの時、間が悪かったら死んでいたかもしれない 一瞬にして生死を分けるって不思議だね
こんな事態に追い込まれた経験は、誰にでも一度位はあるかもしれないね
生きてる人は運よく命を拾ったということだね 間が悪ければ死んでいたかもしれないね
こんな経験をした人は沢山いるだろう 俺も何度か危ない状態になったことがあるよ
俺が4~5才の頃だと思うけどね 昔は映画館が人気があってね 近くに映画館があったんだよ
子供は出入りが出来たんだよ 親にもよく連れてって貰ったから覚えていて入れてくれたのかも知れないけどね
内容は覚えていないけど、一人で映画館に入って映画を見ていた時のことだけどね
しばらくしたら、オシッコがしたくなったけど混んでてトイレまで行けないんだよ 我慢しすぎたんだけどね
とうとう我慢できなくなって、俺は外で立小便をすることにしたよ
映画館の前の道路の反対には立小便できる環境になっていた、何度かそこで立小便をしたことがあったからね
頭に閃いたんだね 我慢の限界になって走って映画館を飛び出したよ
道路を渡りきったところで「ギュルルルー」と急ブレーキの音が鳴り響いたよ 俺が止まったところにタクシーがぎりぎり止まったよ
体に触るかどうかのぎりぎりだった 幸い接触しなかったので怪我はしなかったよ
俺は音にビックリして、タクシーを見て緊張したよ オシッコを一瞬忘れたね お漏らしはしなかったと思う
でも、何時、何処でオシッコをしたか覚えていないよ その瞬間はオシッコを忘れたと思うよ
タクシーの運ちゃんは焦ってたよ 怒る余裕もなかったよ もう少しで俺を撥ねてしまうところだったからね
車から降りてきて、ブレーキ音で出てきた大人たちと何か話していたけどね 俺は怒られた記憶がないよ
俺が子供という事と轢かずに済んだという安心感で怒りは引っ込んでしまったんだろうね
運転手さんは、俺が反対車線から飛び出してきたので急ブレーキが間に合ったらしいよ
映画館側の車線を走ってた車なら間に合わなかったと思う 車の通行量の少ない時代だったから救われたんだね
俺も急ブレーキの音とぎりぎりに止まったタクシーで恐さが湧き出てきたよ 間が悪ければ俺は死んでたかもしれないよ
家に帰ってもこの事は親には言えなかった でも、子供心に死んでたかもしれないと思うと恐くなったよ
このときの事は頭にこびり付いているよ 生死を分ける瞬間は自分ではコントロールできないからね
死ぬも生きるも天のみぞ知るって感じだね 運の良し悪しは分からないね
小学生の低学年になった頃にも死にそうになったよ
海で溺れそうになった 近くにいた大人が気が付いて助けてくれたけどね 危なかったよ
海は遠浅で潮が引くと海水溜まりにアナゴが取り残されるんだよ 大人たちがバケツに一杯取っていたよ
俺も取りたくなった 簡単に取れそうに見えたし、取って帰ったら親も喜ぶだろうと思ったよ
沖の取れてるところまで行こうとしたら、潮引きの川があったよ 3メートル位の幅なんだけどね
渡ろうとしたら深いんだよ 胸までもぐったら進めなくなった あとわずかなんだけど背が足りないよ
考えたあげくに、頭まで沈んでも息を止めてる間に川底を走れば渡れると思ったんだよ
意を決して走って渡ったよ、息を止めて突っ込んだら体が浮いてしまったよ 俺は泳げなかったんだ
昔はプールなど無かったからね 泳ぎを習ったことが無い 川の真ん中で足が着かなくなって溺れてしまったよ
「溺れるもの藁をも掴む」と言うだろ 藁どころか水を掴むんだよ 息は苦しくなるし水は飲むし必死なんだ
水面から顔を出して息をしようとしても体が沈んでいく 手でもがいて何かを掴もうとするけど水しか掴めないよ
もうダメだと限界が来る 息が出来なくて水を飲んでしまうと一気に苦しくなるんだ
「死んじゃう」と思った時に誰かが引き上げてくれたよ バタバタしてる姿を見て助けてくれたらしい
まだ 大人たちがいるときで良かったよ 溺れたけど助けてもらった 以来、海との相性が悪いよ
海で大怪我をしたことが一回に溺れそうになったことが2回あるよ 少しは泳げるようになったけどね
何時間も泳げるわけではないから海は恐いね 相性が悪いよ 命を取られなかっただけでも救われたよ
漁師たちには蝦蛄を食べない人がいるよね 何故、蝦蛄を食べないかって言うとね 水死した死体を見てるだろ
水中の死体には蝦蛄がこびり付いているそうだよ 死体を食べるんだね だから蝦蛄が食えなくなるらしいよ
漁師をやってた人が話してたけどね 水死体を捜索するダイバーには頭が下がるね 凄いらしいからね
生きてるから振り返れるんだよ だから、生かしてもらったとも考えられるね
間が悪ければそこで人生が終ってるからね 考える間もないね 一瞬で決まるよ
運を天に任せるって事は、何時死んでもおかしくはないってことだからね
その日その日を大事に生きるって事だろ 「俺たちに明日はない」って覚悟かな
こんな事態に追い込まれた経験は、誰にでも一度位はあるかもしれないね
生きてる人は運よく命を拾ったということだね 間が悪ければ死んでいたかもしれないね
こんな経験をした人は沢山いるだろう 俺も何度か危ない状態になったことがあるよ
俺が4~5才の頃だと思うけどね 昔は映画館が人気があってね 近くに映画館があったんだよ
子供は出入りが出来たんだよ 親にもよく連れてって貰ったから覚えていて入れてくれたのかも知れないけどね
内容は覚えていないけど、一人で映画館に入って映画を見ていた時のことだけどね
しばらくしたら、オシッコがしたくなったけど混んでてトイレまで行けないんだよ 我慢しすぎたんだけどね
とうとう我慢できなくなって、俺は外で立小便をすることにしたよ
映画館の前の道路の反対には立小便できる環境になっていた、何度かそこで立小便をしたことがあったからね
頭に閃いたんだね 我慢の限界になって走って映画館を飛び出したよ
道路を渡りきったところで「ギュルルルー」と急ブレーキの音が鳴り響いたよ 俺が止まったところにタクシーがぎりぎり止まったよ
体に触るかどうかのぎりぎりだった 幸い接触しなかったので怪我はしなかったよ
俺は音にビックリして、タクシーを見て緊張したよ オシッコを一瞬忘れたね お漏らしはしなかったと思う
でも、何時、何処でオシッコをしたか覚えていないよ その瞬間はオシッコを忘れたと思うよ
タクシーの運ちゃんは焦ってたよ 怒る余裕もなかったよ もう少しで俺を撥ねてしまうところだったからね
車から降りてきて、ブレーキ音で出てきた大人たちと何か話していたけどね 俺は怒られた記憶がないよ
俺が子供という事と轢かずに済んだという安心感で怒りは引っ込んでしまったんだろうね
運転手さんは、俺が反対車線から飛び出してきたので急ブレーキが間に合ったらしいよ
映画館側の車線を走ってた車なら間に合わなかったと思う 車の通行量の少ない時代だったから救われたんだね
俺も急ブレーキの音とぎりぎりに止まったタクシーで恐さが湧き出てきたよ 間が悪ければ俺は死んでたかもしれないよ
家に帰ってもこの事は親には言えなかった でも、子供心に死んでたかもしれないと思うと恐くなったよ
このときの事は頭にこびり付いているよ 生死を分ける瞬間は自分ではコントロールできないからね
死ぬも生きるも天のみぞ知るって感じだね 運の良し悪しは分からないね
小学生の低学年になった頃にも死にそうになったよ
海で溺れそうになった 近くにいた大人が気が付いて助けてくれたけどね 危なかったよ
海は遠浅で潮が引くと海水溜まりにアナゴが取り残されるんだよ 大人たちがバケツに一杯取っていたよ
俺も取りたくなった 簡単に取れそうに見えたし、取って帰ったら親も喜ぶだろうと思ったよ
沖の取れてるところまで行こうとしたら、潮引きの川があったよ 3メートル位の幅なんだけどね
渡ろうとしたら深いんだよ 胸までもぐったら進めなくなった あとわずかなんだけど背が足りないよ
考えたあげくに、頭まで沈んでも息を止めてる間に川底を走れば渡れると思ったんだよ
意を決して走って渡ったよ、息を止めて突っ込んだら体が浮いてしまったよ 俺は泳げなかったんだ
昔はプールなど無かったからね 泳ぎを習ったことが無い 川の真ん中で足が着かなくなって溺れてしまったよ
「溺れるもの藁をも掴む」と言うだろ 藁どころか水を掴むんだよ 息は苦しくなるし水は飲むし必死なんだ
水面から顔を出して息をしようとしても体が沈んでいく 手でもがいて何かを掴もうとするけど水しか掴めないよ
もうダメだと限界が来る 息が出来なくて水を飲んでしまうと一気に苦しくなるんだ
「死んじゃう」と思った時に誰かが引き上げてくれたよ バタバタしてる姿を見て助けてくれたらしい
まだ 大人たちがいるときで良かったよ 溺れたけど助けてもらった 以来、海との相性が悪いよ
海で大怪我をしたことが一回に溺れそうになったことが2回あるよ 少しは泳げるようになったけどね
何時間も泳げるわけではないから海は恐いね 相性が悪いよ 命を取られなかっただけでも救われたよ
漁師たちには蝦蛄を食べない人がいるよね 何故、蝦蛄を食べないかって言うとね 水死した死体を見てるだろ
水中の死体には蝦蛄がこびり付いているそうだよ 死体を食べるんだね だから蝦蛄が食えなくなるらしいよ
漁師をやってた人が話してたけどね 水死体を捜索するダイバーには頭が下がるね 凄いらしいからね
生きてるから振り返れるんだよ だから、生かしてもらったとも考えられるね
間が悪ければそこで人生が終ってるからね 考える間もないね 一瞬で決まるよ
運を天に任せるって事は、何時死んでもおかしくはないってことだからね
その日その日を大事に生きるって事だろ 「俺たちに明日はない」って覚悟かな