恒例の夏のイベントが無事に終了しました。
私が大きく係っているのは、13日の駅通り商店街主催の「隆慶さん」、14日の大田盆踊り郷人会主催の「大田町盆踊り大会」です。
両日とも激しい雨に見舞われた時間帯もありましたが、何とかメインイベントには影響が無く、無事に終了することが出来ました。
準備や片付け等で大変な部分はありますが、隆慶さんは約20年、盆踊りも休止状態から復活させて約10年以上が経過し、
紆余曲折を経て続けてきています。
まだまだ、伝統という言葉はおこがましいかもしれませんが、スタッフの人数も少なく、また、高齢化する中でよくやっているほうだと
思っています。
両イベントに足を運んでいただいた皆様に改めて御礼申し上げます。
さて、この駅通り商店街の夏恒例のイベント「隆慶さん」の名前の由来になっている恒松隆慶氏について触れておきます。
恒松隆慶氏は、大田市長久町出身の衆議院議員で石見大田駅(現在のJR大田市駅、大正四年七月開通)の開通に大きく
貢献されました。
当時、出雲今市までは鉄道山陰線が開通していましたが、それ以西の開通は全く見込みがありませんでした。
こうした中で、代議士であった恒松氏は、請願、陳情とあらゆる手立てを講じて国に働きかけ、石見大田駅の開通を実現させました。
また、出雲今市以西の山陰本線全線開通の功労者でもあります。
大田市駅の現在の位置も同氏の努力で、三案まであった内、大田町に最も近く、市街の将来性を考えた今の場所に決まった
ということです。
現在では、同氏の功績を称え、市民会館前駐車場の青少年ホーム側に石碑が建立されています。
駅通り商店街では、毎年8月13日に「隆慶さん」と銘打ち、石碑前での祭典や駅通りにて様々なイベントを行い、
駅前の賑わいを創出しているところです。