あごう ひろゆきの「集志貫徹」 ブログ

生まれ育った「大田市」をこよなく愛し、責任世代の一人として、先頭に立ちがんばっています。皆様との意見交換の場です。

「集志貫徹」

やっぱりおおだ!

「知らせた」から「伝わった」

2011年08月24日 14時24分21秒 | 想・有・独・言

島根県町村議会議長会が主催されました広報研修会に、大田市議会広報編集委員会5名が参加し、研修を受けました。

講師は編集・出版アドバイザーの芳野政明氏。全国長村議会議長会などの「議会広報クリニック&講演」を

数多くこなされている方です。島根県は初めてということでした。

研修では参加した各市町村の議会広報誌を前もって送付し、クリニックしてもらう形式で進められました。

大田市の「議会だより」の総評としては

1)文字だらけで、ややおとなしい印象。見出し、写真、イラストなどを多用したレイアウトをしっかり考えること。

2)住民が登場する企画を

3)記事を網羅的に出すのではなく、取捨選択を。編集に強調と省略はつきもの。

というような指摘を受けました。

今まで市議会広報委員会では、「すべての事柄について紙面上で正確に記載する」というスタンスをとっていました。

しかし、講師先生のレクチャーや他の市町村の広報誌、全国各地の優れた広報誌を引き合いに出された結果、

「知らせた」だけでは議会だよりの役割を果たしておらず、市民の皆様に「伝って」こそほんとうの意義があることを

思い知らされました。

手にとってもらい、ページを進めてもらい、記事を読んでもらい、納得してもらってこそほんとうの広報の意味があるのでは

無いでしょうか。

1回の議会開催中の出来事をすべて、正確に伝えることは大切なことではありますが、少しボリュームが多すぎます。

したがって、ずらずらと文字の多い議会だよりになってしまいます。

一義的には取捨選択し、重要なことを的確にまずは伝え、詳しくはホームページ等に記載してそこへ誘導する方法も

有効的とのアドバイスもいただきました。

議会だよりは議会と市民を結ぶ大切なツールのひとつです。

いきなり大きく変貌を遂げるのは、難しいことかもしれませんが、研修の成果を無駄には出来ません。

「知らせた」から「伝わった」へ。まさに、議会だよりのあるべき姿です。