あごう ひろゆきの「集志貫徹」 ブログ

生まれ育った「大田市」をこよなく愛し、責任世代の一人として、先頭に立ちがんばっています。皆様との意見交換の場です。

RAILWAYS

2010年07月19日 11時03分04秒 | 想・有・独・言
やっとこさ「RAILWAYS ~49歳で電車の運転士になった男の物語」を見に出かけました。

錦織監督の話を聞くたびに期待に胸を膨らませていましたが、ようやくスケジュールが空き、
見ることができました。

文句無し、いい作品です。

ストーリーはどこにでもある、やや単純では話ではあるけれど、引き込まれましたね。

錦織監督は何が言いたかったのでしょうか?

単純に考えると男はいつまでも夢を追いかけ続けるということなんだろうけど、
そう単純ではなさそうな気がします。

今や都会に拠点を置いて生活する田舎出身者への葛藤とエールを送った作品ではないかと思います。

本当は田舎へ帰って生活したい、生活するべきだという想いと、今の仕事は捨てられない、帰って仕事はあるのかと、でも、何とかしたい、
という理想と現実の間をさまよう葛藤を訴えたかったように思えてなりません。

そして、現実にこの島根で暮らす我々にとって、それが幸福なのか、あるいは不幸なのかを考える作品であると思えました。

田舎に親を残して都会で生活する大田市出身の皆様にとっても、この葛藤は必ずあるのではないでしょうか。

そして、田舎に住む我々にとって、この故郷を守って生活する大切さを改めて考えさせられた作品でもあると思います。



大田に帰って良かったと心から思える作品でした。

所々に映し出された島根の自然がすばらしい。

さすがに錦織監督作品だと思えました。

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