あごう ひろゆきの「集志貫徹」 ブログ

生まれ育った「大田市」をこよなく愛し、責任世代の一人として、先頭に立ちがんばっています。皆様との意見交換の場です。

「集志貫徹」

やっぱりおおだ!

大田市 決算のお勉強 その1「歳入」

2011年09月25日 00時19分18秒 | 想・有・独・言

先の記事で書いたとおり、一般会計・特別会計決算審査特別委員会の委員を務めるにあたり、

地方公共団体の決算について、いろいろと勉強させていただきました。

委員会の質疑を通して改めて解ったことも多々ありました。

復習と今後更なる課題を克服する為に、改めて皆様と共に決算のお勉強をしたいと思います。

 

まずは、収入にあたる「歳入」からです。

私たちも収入がないと生活できません。市も同じです。

前述したとおり、無駄な歳出を抑えることも大切ですが、歳入を増やすことが今後、最も大事な事だと

思う次第です。

 

歳入とは端的に説明すると、国・地方公共団体の一会計年度における一切の収入のことです。

国や地方公共団体の会計は「官庁会計」または「公会計」と呼ばれ、一般会計、特別会計及び公営企業会計の3種類からなります。

官庁会計は、企業会計と違い、会計の方法については法令により定められています。

地方公共団体の場合は、地方自治法に基づいて会計が行われ、詳細については条例・規則に規定されています。

(地方自治法 第二編 第九章 財務、大田市の場合は条例第53号 大田市特別会計条例他)

従来、公営企業会計を除き、一般会計、特別会計は、会計年度独立の原則を単純に援用し単年度会計、単式簿記です。

        会計年度独立の原則(その会計年度の歳出は、当該年度の歳入をもってまかなうという原則)

(最近はバランスシートを導入して、キャッシュフロー主義で長期的な収支(収支の実態)を把握しようとする自治体が増加しているようですが)

一般会計とは、 特別会計に属さないすべての会計です。

特別会計は、 国や地方公共団体が特定の事業を行う場合、特定の歳入・歳出に充てるため、一般の歳入歳出と区分して経理する個別な会計です。

        大田市の特別会計
         1.国民健康保険事業 特別会計
         2.国民健康保険診療所事業 特別会計
         3.老人保健医療事業 特別会計(平成22年度で終了)
         4.後期高齢者医療事業 特別会計
         5.介護保険事業 特別会計
         6.住宅新築資金等貸付事業 特別会計
         7.生活排水処理事業 特別会計
         8.簡易給水施設事業 特別会計
         9.農業集落排水事業 特別会計
        10.大田市駅周辺土地区画整理事業 特別会計
        11.下水道事業 特別会計
           の合計11会計    
 

公営企業会計は 国・地方公共団体が営む公営企業(大田市の場合は病院事業と水道事業)が行う会計です。

 

歳入は次に揚げるいくつかの観点において二分されることがよくあります。

○一般財源と特定財源

歳出の使途が定められていない歳入が一般財源、特定の歳出のための歳入が特定財源

(一般財源)地方税、地方譲与税、利子割交付金、配当割交付金、株式等譲渡所得割交付金、地方消費税交付金、自動車取得税交付金、
      地方特例交付金、地方交付税、交通安全対策特別交付金、

(特定財源)分担金及び負担金、使用料及び手数料、国庫支出金、県支出金、財産収入、寄付金、繰入金、繰越金、諸収入、地方債、


○自主財源と依存財源

自主財源とは地方公共団体が国に依存することなく、自らの権限で自主的に収入しうる財源

(自主財源)地方税、分担金及び負担金、使用料及び手数料、財産収入、寄付金、繰入金、繰越金、諸収入

依存財源とは、国を経由する財源で自治体の裁量が制限されている財源

(依存財源)地方譲与税、利子割交付金、配当割交付金、株式等譲渡所得割交付金、地方消費税交付金、自動車取得税交付金、
      地方特例交付金、地方交付税、交通安全対策特別交付金、国庫支出金、県支出金、地方債


○経常的収入と臨時的収入

経常的収入とは、毎年度継続的に確保が見込める財源

(経常的収入)地方税、地方交付税、継続的な国庫・県支出金など

臨時的収入とは、持続的に収入されるものでなく、一時的・臨時的に収入される財源

(臨時的収入)都市計画税、特別交付税、分担金、負担金、寄付金、繰入金、繰越金、地方債、臨時的な国庫・県支出金、不動産売払収入など


笠岡で感じた井戸平左衛門公の想い

2011年09月24日 09時41分05秒 | 想・有・独・言

姉妹都市縁組を結んでいる笠岡市。

これまた、姉妹縁組を結んでいる笠岡ロータリークラブが創立55周年ということで

記念式典・祝賀会に参列する為、出かけて参りました。

ご存知のように、両市・両クラブはいも代官こと、井戸平左衛門公のご縁で姉妹縁組を締結しています。

行政に先駆け、まず1987年に両クラブが友好クラブ縁組を、その後両市が1990年に姉妹都市縁組を

そして、1993年に両クラブが姉妹クラブ縁組を、という歴史を経て今日に至っています。

 

昼食には地元の道の駅「笠岡ベイファーム」でバイキングをいただきました。

大田市のぎんざん市場を少し広くしたスペースに地元産品がずらり。

いわゆる産直市場です。

昨年の8月にオープンしたばかりととはいえ、人が多いのなんの。

聞けば笠岡市にはこういう産直スタイルの店舗はめずらしいということでしたが、

ぎんざん市場との相違は何なんだろうとチェックすることしきり。

あまり、相違は見つかりませんでした。

 

その、店舗の横に井戸公の碑が建立されていました。

碑文の中に、「現代の食に不自由しない時代のなかで、人々が食べるものも無く餓死していった過酷な当時に思いをはせて

恵まれた環境に常に感謝の気持ちを忘れないことを誓い、海の幸と山の幸に恵まれた瀬戸内の自然豊かな笠岡の地に

感謝するものです」という一文が刻まれていました。

これを踏まえて、祝賀会にて祝辞を述べさせていただきました。

 

この碑文に刻まれた井戸公の想いを、今の子どもたちに伝えなければならないと、改めて思った次第です。

 


決算審査特別委員会

2011年09月23日 22時04分25秒 | 想・有・独・言

21日、22日の2日間に渡って時間を大幅に延長しながら、一般・特別会計の決算審査特別委員会を開催し、

22年度決算について審査をいたしまた。 

 

歳出については、より適正で効果的かつ効率的な執行を求めると共に、確実に成果が現れる様、努力して頂くことは当然として、

成果をきちんと検証して頂きたいと思います。

成果を検証した結果をまた次年度の予算に反映しながら更なる発展可能な方策目指すべきと思います。

具体的な数字については、30日の本会議においての可否判定前ですので差し控えさせて頂きますが、

決算に関しては、歳出という出口ばかり問題になりがちですが、入口、つまり歳入はより重要 であると思います。

合併に伴う地方交付税の特例措置もあと5年で終了になる中、如何に自主財源を確保するのか、今後の大きな課題であります。

市内においての生産性をより高め、それが市税に反映できる要素を確立しない事には財源確保は難しくなります。

その為にも産業振興施策はより一層重要であると思います。


9月議会一般質問

2011年09月06日 11時53分20秒 | 想・有・独・言

今朝の山陰中央新報で、江津市議会での今議会において、一般質問が少ないという記事が掲載されていました。

一般質問が少ないという問題提起は、前記事にて示させて頂いたとおりです。

 

今回も一般質問をさせていただきます。

通告内容は次のとおりです。

1)「観光産業の今後の方向性と経済波及効果について」

 ①平成19年度以降、温泉津温泉を含めた銀山エリア、また、三瓶エリアにおいてどのくらい経済効果があったのか、

 推移を含めて具体的な数字をお示し頂きたいと思います。

 ②銀山および三瓶エリアで得た観光消費額を、他産業への波及効果をもたらす為の施策等をお考えでしたら

 お聞かせ頂きたいと思います。

③域内の消費を高め、経済循環の活性化を促進する為の施策等をお考えでしたらお聞かせ頂きたいと思います。

  

2)「学童保育の拡充について」

①「放課後児童クラブ」と「放課後子ども教室」の両方が未実施の小学校区の整備について

 どのような計画をお考えであるのかを伺います。 

②「放課後子どもプラン」を推進するに当たって、概ね10歳未満の児童を対象としている

 「放課後児童クラブ」にて、10歳以上の児童も積極的に受け入れるべきと考えますが、所見をお伺います。

③「放課後児童クラブ」並びに「放課後子ども教室」が開設されている施設について、

 児童の保育を行う場所として、設備・備品等が十分に配慮されているのかどうかを伺います。

 

一般質問は12日(月)から14日(水)までの予定です。

 

私は、初日12日の午前中に行なうことになりそうです。

 

ぎんざんテレビの議会中継でご覧下さい。