Serge Gainsbourg - La jambe de bois
セルジュ・ゲーンズブルが歌い手として最初に認められた4曲のうちの1曲。
1959年という年と木の脚(ジャンブ・ドゥ・ボワ)、義肢の組み合わせ。街には、まだ米軍払い下げのカーキーのボアつき外套を来た傷痍軍人たちが歩き回ってた時代。日本じゃ英国かぶれの吉田首相がえらそうにそっくり返っていた時代(講和会議で英語でやろうとしたら、あんたの英語じゃあ・・・日本語でやってくれとイギリス大使から言われたとかなんとか、自分より英語のうまいカリフォルニア訛りのある外交官を左遷させたとか)。フランスだって似たようなもの。そこでこの内容のシャンソンを歌ってたわけで、声も若いがけっこう骨っぱい。でも、フランスでもこの曲、若い連中には忘れられてるにちがいない。