赤、黃、茶、、周りの木の葉が一気に色づき始める。
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母屋の横の楡は小さな風が吹いただけでひらひらと落ちていく。 |
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風の力を借りて今年も地上へ降り立つこの時期最大の大仕事。 |
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地上でまんべんなく根元を覆い尽くして、落ち葉は また次の新しい葉を育てるための役割に変わる。 |
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ハウスの中でトマトが夏よりも一層勢いよく無数の花を咲かせ天上まで伸びるがごとく大暴れしている。毎年の光景。 |
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その生命の勢いに圧倒されてどうしてもジャングル化した枝の整理が出来ない。毎年同じことになる。 |
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果菜類は実にえいようを集中させるために出来るだけ無駄な枝や葉や脇芽を落として行くらしいが、、それがどうしてもできない。 |
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最初の頃だけ(ジャングルにしたら収穫が面倒になる)と農家の顔をして脇芽をつんでみたりもする。 しかし続かず。 |
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今頃花がいくら咲いても霜が降りれば一気に枯れるのが目に見えている。だからいのちを燃やすトマトを見届けたくなる。 |
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どこまで、どんなふうに伸びていくのか、、、、と |
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さかなクンの映画を観た。 どんな風に育った人なのだろうかと思ってはいたが、、、、本当に素敵な人だった。
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うちのトマトも娘や息子も、さかなクンのお母さんにそだてられたらどんな子になったのだろうか。。 |
さらに、、このワタシもさかなクンのお母さんに育てられていたらどんな子になっていただろう、、、、と。 |
映画を見終わって 「とおちゃん、じぶんの中に眠ってる才能があるとしたら何が欲しい?」ときいたら「歌が上手い才能だな」 |
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(!!!)そ、そうなんだ。。。。。最近お家カラオケするメンバーも来ないし、、歌ってないし、、、歌いたいんだね。上手に。 |
わたし?なんだろう?何も出てこない。。。。なんでかなーー? |
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いつも「このままがいい」って思っているから、毎日なけなしの才能使い果たして生きてるってことかあ?、、、 |
「ひわちゃん全力で生きてるからね」と20年来の付き合いのKが笑った。 やはりKにはそんな風に見えている。。。。 |
毎日毎日生きることに全力かたむけていたらそりゃあそれが唯一の才能ってもんだな。これ以上に才能が目覚めたら忙しくてたまらない。特別なモノはなにも要らない。生きてるだけで超スペシャルだ。 |
あらためて心の底から(このままでいい) と思った。 |
いずれにしても育つ環境で運命は多種多様。 |